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オリックス新監督に元エンゼルス監督濃厚

 オリックスの来季新監督に大リーグ・エンゼルス元監督のテリー・コリンズ氏(57=現ドジャース編成部長)の就任が濃厚であることが27日、分かった。この日の今季最終戦終了後、中村勝広監督(57)が辞任を表明。事実上の解任で、球団は水面下で後任人事に動いていた。同氏はアストロズの監督経験もあり、指揮を執った5年間連続地区2位の実績もある。7年連続Bクラスのオリックスにとっては6年連続の監督交代となるが、実績を備えた外国人監督招へいで低迷脱出をはかる。

 今季のオリックスは清原、中村、セラフィニらに代表される大型補強を敢行。故仰木前監督の遺志を引き継ぎ、優勝奪回を目指した。だが故障者の続出や交流戦のつまずきなどもあり、8月27日には早々にプレーオフ進出が完全消滅。シーズン終盤から中村監督の続投も含め、水面下で来季体制を検討してきた。その中で、7年連続Bクラスの長期低迷打開には国内の指導者よりも、メジャー監督経験者の招へいがベストと判断。球団首脳は「来季は外国人監督になるだろう」と明言した。

 そこで最有力候補として浮上してきたのが、業務提携するドジャースで現在編成部長を務めるテリー・コリンズ氏だ。コリンズ氏はパイレーツ時代の92年、ワールドシリーズ制覇の実績を持つジム・リーランド監督(61=現タイガース監督)の元でバッテリーコーチを務め、帝王学を学んだ。その後94年から3年間アストロズ監督を務め、97年からは3年間エンゼルスの監督を歴任。トータル6年間で5年連続地区2位の実績を残した。

 この日東京都内で、宮内義彦オーナー(71=本社会長)は次期監督の理想像について「プレーオフにからめるチームづくりができる人材」を挙げた。コリンズ氏は強いリーダーシップを持つ理論派で知られ、米球界内で手腕を評価する声は多い。気性が激しく“頑固者”との評判もあるが、昨オフもドジャース監督候補に挙がったほどだった。元マリナーズの長谷川滋利(38=野球評論家)をエ軍監督時代にメジャーデビューさせたという、日本球界との接点もある。ドジャース関係者も「そういう話は聞いています」と、オリックスが同氏に大きな関心を寄せていると証言した。

 オリックスは京セラドーム大阪を90億円で買収し、今年9月から完全保有した。特に専用球場を大阪に移す来年は「ドーム元年」であり、負けられない1年となる。監督の交代劇は01年オフの仰木監督退任からこれで6年連続。だが本腰を入れた常勝軍団づくりを目指し、大きな決断を下した。

[2006年9月28日9時22分 紙面から]

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