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オリ中村「公傷扱い」を球団に要望へ

 オリックス中村紀洋内野手(33)が23日、12月に予定される契約交渉で球団に「公傷扱い」を求める考えを示した。この日、西宮市内の病院で健康診断を受けた中村、プロ15年間で3度目のダウン更改は覚悟している。しかし両手首痛などをおして出場し続けた結果、症状悪化や成績不振につながったと主張する構え。希望する公傷扱いが認められない場合には代理人交渉も明言した。

 中村は契約交渉で、今季年俸2億円からのダウン提示を甘んじて受ける覚悟を示した。「迷惑をかけたし、この成績で給料が上がる方がおかしいですよ」。メジャー帰りで開幕4番を務めたが規定打席にも届かず、打率2割3分2厘、12本塁打、45打点。当初2年と思われた契約年数について「実際は1年でした」と告白した上で、チーム低迷の責任をプロ15年間で2度しかない減俸で取る考えを明かした。

 ただし譲れない線も示した。“公傷”の認定だ。今季はキャンプ中に傷めた右太もも肉離れや、古傷の左手首に受けた死球の影響による両手首痛が不振の要因と自己分析。本来は治療に専念したいところ「無理して出続けないといけない」貧打のチーム事情があったと主張した。結果が故障再発、成績低下、左手首手術の悪循環。球団には公傷扱いへの理解を求め、ダウン幅を抑えるなど、来季へのモチベーションを高めてくれる条件提示を要望した。

 「ゼニカネじゃない部分もある。近鉄の時のみたいに安心して野球できる環境、心と情が欲しいんです」 最悪の場合も想定している。代理人の起用だ。メジャー移籍時に代理人契約を結んだが国内相手では初めて。交渉が長引けば、自身は練習に専念する考えを示した。「にっちもさっちもいかなくなったら代理人にお願いすることも考えています。本当の“骨折り損”になってしまうのは嫌なんで」。交渉は12月初旬にも行われる。【松井清員】

[2006年11月24日10時2分 紙面から]

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