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契約更改大荒れ必至、オリ中村1億円減か

- 神戸空港の搭乗口に姿をみせたオリックス中村紀洋内野手
オリックスが中村紀洋内野手(33)に対し、大幅なダウン提示を検討していることが10日、分かった。12日に契約更改交渉が行われるが、球団は今季2億円から50%前後、約1億円のダウン提示を検討している。移籍1年目の今季は規定打席にも届かず、プロ入り後ほぼワーストに近い成績。中村は不振の理由として両手首痛などを挙げ、「公傷扱い」を求める考えだが、球団はこれを認めない方針。主張の食い違いから交渉はおおもめとなる可能性が出てきた。(金額は推定)
オリックスが中村に厳しい「現実」を突きつける。12日の契約交渉で提示する内容に、中村が求めている両手首痛などの「公傷扱い」は一切含まれない模様だ。今季年俸2億円から50%前後、約1億円にも及ぶダウン提示を本格検討。本人の同意を必要とする野球協約の減額制限を超えた大減俸で、主砲としての責任を問う構えだ。
米挑戦から帰国した今季は開幕4番も務めた。だが出場は85試合にとどまり、打率も2割3分2厘と低迷した。その働きにフロントは強い不満を抱く。すでに機谷代表は「基本的に公傷は認めない方向」と、故障は自己責任との見解を表明。あくまで残した数字だけを対象に、来季年俸を決める考えを示していた。
日本球界に限ればたった1度、それも400万円のダウンしか経験のない中村にとっては衝撃の事態といえる。中村は「無理して出続けないといけなかった」チーム事情が両手首痛の再発、成績低下、左手首手術の悪循環を導いたと主張。球団関係者の中には「この世界で50%減は戦力外扱いのようなもの。元近鉄の顔だった選手に対して配慮がなさ過ぎるし、余りにかわいそう」と擁護する声もある。ただ、置かれている立場は厳しい。
中村はこの日、小野市で開かれた昭和48年会のゴルフコンペに参加。「話すことは何もないです」と厳しい表情で報道陣の質問をさえぎった。ダウンは覚悟しているが公傷を認めない球団の姿勢に、1回目の交渉から代理人を伴う考えもある。交渉は大荒れ、難航は必至の状況となってきた。
[2006年12月11日10時44分 紙面から]
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