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「格安」ノリに複数球団興味の可能性

 夜も眠れぬ中村に、救いの手が差し伸べられる可能性が出てきた。オリックスを自由契約となった17日、ロッテが条件つきで獲得を示唆。この件に関して、中村自身は「(ロッテから)まだ話はないが、どの球団でもどのポジションでもやる気持ちは変わらない」と話した。金銭面ではかなり厳しい状況となりそうだが、それは問題にしない。全球団でロッテが初めて手を挙げたことで、最悪の浪人生活回避が見えてきた。

 今回の自由契約は想定内だった。各球団とも今季戦力はほぼ整い、今からトレードを成立させるのは困難。この日午後2時半に中村は、オリックスから連絡を受けた代理人の茂木立弁護士からの報告で、自由契約選手の申請が行われたことを確認した。「(トレードは)時間的に厳しい状況ですから。どこかユニホームを着させてもらう球団がないか、祈っている。会ってもらえるなら、どこでも行かせてもらいたい。積極的に売り込みたい」。芦屋市のスポーツジムでトレーニングに励んだ後、会見で悲壮な決意を明かした。

 今後について、中村は一切のこだわりをもっていない。オリックスと決裂した最大の理由は「公傷」が認定されなかったため。自由契約となった時点で、オリックスから下交渉で提示された年俸8000万円を大きく下回ることは確実。「(公開トライアウトの)時期は過ぎているので、キャンプにテストで行くのか、覚悟はできている。背番号なし? もちろん」。球団、金銭、ポジションは不問。テスト生でのキャンプ参加も甘んじて受ける。

 「格安」の中村はやはり魅力だ。ロッテ以外にも名乗りを挙げる球団が出てくることも考えられ、複数球団が興味を持つ可能性はある。「複数? 細かいことは考えられない」と中村はあくまで無心を強調。再びユニホームに袖を通す日を信じて、朗報を待ち続ける。【田口真一郎】

[2007年1月18日9時48分 紙面から]

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