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ローズ単独キング!後藤逆転弾!オリ上昇

- 6回表、単独トップとなる8号追撃2ランを放ったローズ(撮影・山崎哲司)
<ロッテ3-4オリックス>◇17日◇千葉マリン
ロッテの花火デーを「祝オリックス」に変えた。見事な2発のアーチ攻勢でロッテ先発清水の初勝利の夢を撃ち砕いた。0-3で迎えた6回、タフィ・ローズ外野手(38)が2ラン。リーグ単独トップとなる8号で勢いをつけると、1死1塁から後藤光尊内野手(28)が逆転の2ランを放った。1度は引退した男のキング弾と今季打率1割台と不振だった男の今季1号で3位ロッテに先勝。今日、目の前の敵に連勝しての5割復帰、Aクラス浮上を目指す。
沈黙を破ったのは4番ローズだった。6回、ラロッカの左前打の後、単独キングとなる8号2ランを右翼席最上段に運んだ。6試合ぶりの1発は特大135メートル弾。内角の難しいカットボールを「真ん中」と勘違いするほど完ぺきな当たりだった。
ローズ「打った瞬間、手ごたえバッチリだったよ。単独トップ? ボク、日本語ワカラない。通訳呼んできてヨ~(笑い)」。
一度は野球をあきらめた男が再び大輪を咲かせようとしている。05年巨人を退団。今2月、宮古島キャンプにテスト生として参加し、途中入団した。自分の実績を慕い、次々と若手選手がアドバイスを求めにきてくれた。「まだまだオレはやれる」と自信を取り戻した。この日も試合前、ラロッカとバッティング談議に盛り上がった後の2長打3出塁。それでも10歳年下の同じ左打者にヒーローの座を譲る謙虚さだ。
殊勲者は逆転2ランの後藤だ。1点差に迫った後の1死一塁。右翼フェンスギリギリに今季1号を放った。昨年7月18日の日本ハム戦(札幌)以来、273日ぶり。飛距離同様、ローズとは対照的な驚きがあった。この試合前まで20打数2安打の打率1割ちょうどの不振。その最中の15日、阿部、平野恵の両内野手が故障で登録抹消された。「出番が増える」とのコリンズ指令に奮い立った。
後藤「フラストレーションのたまる打席が多かった。キッカケにしたい。背番号奪回? まだそんなこと言ってられないですよ」。
今季初打点は値千金弾だ。昨オフ、背番号1を新監督に譲った。「MVPを取ったら返す」との約束を追い、空回りが続いていたが、ようやく活躍。開幕前の風邪で70キロにまで落ちた体重も74キロに戻った。前夜夕食をともにした先発セラフィニと交わした「1発打つ」との約束を守った。3位ロッテと0・5差、借金も1。5割復帰とAクラス浮上を狙うのに勢いがついた。【片山善弘】
[2007年4月18日9時58分 紙面から]
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