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オリックス水口、先発辞退し代打で有終

- 引退セレモニーを終え、ナインに胴上げされる水口(撮影・河南真一)
<オリックス1-2ソフトバンク>◇2日◇京セラドーム大阪
水口が泣いた。スタンドの夫人も子どもたちも泣いていた。今季最終戦の現役ラストゲーム。6回に代打で出場すると「いぶし銀、17年間ありがとう」のボードを掲げたファンも涙の声援を送った。「育ててもらったこの球場で終われるのは幸せ」。01年のシリーズでは1発も放った京セラドームで最後の勇姿。三ゴロに倒れたが一塁を駆け抜けるとヘルメットをスタンドに掲げ、目頭を潤ませた。
コリンズ監督はスタメンを用意していた。だが「守備固めで始まった野球人生。途中出場で終わるのがボクらしい」と辞退した。初出場は近鉄時代の91年5月11日ダイエー戦。西日差す新潟・長岡球場で9回、のちに二塁の定位置を受け継ぐことになる大石大二郎の守備要員としてのデビュー戦だった。最後まで“いぶし銀”を貫いた。
北川は「阪神から移籍したきた時、レギュラーでもない僕をメシに誘ってくれた」と話した。9回最終打席で馬原から今季1号を放った迎は直前に「どうせ打てんのやから踏み込んで行け」と助言をもらい「水口さんのお陰で打てた」。
来季は1軍打撃コーチ就任が最有力。「楽しみな若手がいっぱいの宝の山。8年もBクラスに沈むチームじゃない。勝ち軍団にしたい」。7回。慣れ親しんだ二塁守備に就いて総立ちの拍手を浴びた名手は、恩返しを誓い現役に別れを告げた。【松井清員】
[2007年10月3日9時55分 紙面から]
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