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オリックス田中サヨナラ満塁弾

9回裏、田中(右)はサヨナラ満塁本塁打を放ちナインとハイタッチ(撮影・田崎高広)
9回裏、田中(右)はサヨナラ満塁本塁打を放ちナインとハイタッチ(撮影・田崎高広)

<オープン戦:オリックス9-5阪神>◇24日◇高知

 シンデレラボーイの出現だ。途中出場のオリックス田中彰内野手(25)が、サヨナラ・グランドスラムで阪神を倒した。9回は同点で2死満塁。能見の真っすぐを振り抜き、レフト後方の防球ネットを揺らす110メートル弾だ。「満塁ホームランは(法大の)学生時代にあるけど、サヨナラ打なんてホームランもヒットも生涯初めて」。現在2軍高知キャンプ参加中の大卒4年目が、与えられた1打席で最高の結果を出した。

 曽祖父は大正時代の第24代横綱・鳳谷五郎。祖父は元幕内・福ノ里という力士家系に生まれた。だが、昨年8月15日の2軍ソフトバンク戦で受けた右手親指への死球骨折などケガにも泣き、1軍通算はまだ1安打。186センチ、86キロの恵まれた体を生かし切れていなかった。この間阿部、後藤、後輩大引と同じ法大出身内野手が1軍を独占。これ以上離されたくない意地があった。「でも今は2軍。自分がいるゾともっとアピールしていく」。横綱譲りの闘争本能が目覚めた。【松井清員】

[2008年2月25日9時48分 紙面から]

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