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阪神が屈辱の同一カード3連敗…4.5差

<中日5-1阪神>◇27日◇ナゴヤドーム

 虎はサンドバッグだ。打たれてもやり返せない。無抵抗なまま、首位中日に3連敗。今季初、屈辱の同一カード3連敗でもある。ゲーム差はついに4・5。だが、数字よりも中日とのチーム力の差が気がかりだ。ひん死の打線は6試合連続で2得点以下。Vに黄ランプ。「これで優勝がなくなるような顔すんな」。岡田監督は開き直るしかなかった。

 試合後の会見で岡田監督は一気にまくし立てた。

 「なんやお前ら、ちっちゃい声で『お疲れ様でした』て。『お疲れ様でした!』やろ。こっちが落ち込むわ。これで優勝も何もなくなったみたいな顔して」。

 宿敵中日に悔しすぎる3連敗。しかし、いくら悔やんでも時は戻らない。こんな時こそ明るく前を向かんかい-。チーム全体の士気を意識するように、岡田監督は報道陣に対して怒りのコメントを発した。

 後半戦のスタートがいきなりの首位攻防戦。井川、福原、下柳の『3本柱』を先発を一気に投入した。しかし、不振の打線は一向に上向かず、投手陣をバックアップできない。26日には「ここ5試合2、2、1、2、2か…」と得点力不足を嘆いた岡田監督だったが、この日も寂しい数字「1」が続いた。

 同一カード3連戦3連敗は今季初。昨年5月31日から6月2日のソフトバンク(甲子園)戦以来だ。

 「3つは何とか避けたかったが、こうなった以上、しゃあない。みんな『何とかしよう』思うてやっとる。しかし、今日のゲームは何とかして勝てたか?」

 初回にシーツの先制打は出たものの、結局尻すぼみで4安打。チャンスらしいチャンスもなく静かにゲームセットを迎えた試合だった。

 中日とのゲーム差は「4・5」に開いた。投打に圧倒され、サンドバックと化した虎…。リーグ連覇に「黄ランプ」が灯る悪夢の3連戦となった。70年の球団の歴史で1度もない連覇の2文字。岡田監督も常々「それだけ簡単なことやないということや」と繰り返す。しかし、偉業への執念は誰よりも持ち続けている。

 「今は辛抱するしかないやろ。まだ(中日との)試合はあるわけやから、次の対戦まで何とか食らいついていかんとな」

 中日との次回対戦は8月11日からのナゴヤドーム。直接対決はまだ12試合も残しており、雪辱の機会はヤマほどある。今は気持ちを切り替えて態勢を整えていくのみ。逆転Vへ、落ち込んでいるヒマはない。【吉富康雄】

[2006年7月28日9時52分 紙面から]

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