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阪神8月下旬から動体視力新システム導入

 トラが「めぢから」で竜を追う。阪神が、中日猛追の始まった8月下旬から動体視力を鍛える新システムを導入していたことが分かった。8月27日巨人戦(甲子園)からの快進撃は14勝3敗1分け。その裏で、甲子園球場のトレーニング室には3D映像による動体視力トレーニング機器が置かれて選手が積極的に使用しているという。

 続木トレーニングコーチは「直接関係ないかもしれないが、機器を置いてから好調なので驚いてはいる」とした上で、「目の疲労を取り除いたり、動体視力を高めることは選手にとって、特に打者にはプラスになる」と説明した。一般用に販売されている眼の筋肉のストレッチ機器を開幕前に導入し、好評だった。シーズン終盤にきて、プロ仕様の新システムを投入した。

 アイパワースポーツ社が開発した「VTS」という製品は1台約80万円。専門のメガネをかけ3D映像を見ながら反応することで、動体視力など8項目の視覚能力を高めるトレーニングになる。立体に動く数字を読み取るものなど7ステージのプログラムがある。従来の機器では平面上の動きだったのが立体的になり、実践的に視機能を鍛えられる仕組みだ。

 ナインの評判もいい。中村豊は「視力がいい方ではないのでやっている。自分でも似たものを持っていた」と言う。また「ゲーセンにいる感覚で」(安藤)「みんなわいわい言いながらやっていますね」(吉野)と格好の気分転換にもなっているようだ。かすかに視界に捕らえる竜のしっぽを、どこまでも眼光鋭く追いかける。

[2006年9月22日9時15分 紙面から]

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