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阪神球児のお願い「起用法固定して」

起用法について首脳陣との対話を求める藤川(撮影・奥田泰也)
起用法について首脳陣との対話を求める藤川(撮影・奥田泰也)

 阪神藤川球児投手(26)が15日、マルチ起用からの「卒業」を希望した。右肩に強い張りが出た今季をふまえ、セットアッパー継続なら3年目となる来季への不安を抱えてのもの。起用法を口にすることに配慮しながら、首脳陣との対話を求めた。

 不満ではなく、不安を分かって欲しい。鳴尾浜で調整した藤川は切実に来季の「職場改善」を訴えた。

 「(ヤクルトの)石井弘さんも五十嵐さんにしても、みんな手術でしょ。中継ぎが長いと体のどこかにしわ寄せがくる。先発、クローザーは起用法がハッキリしているし、評価もされる。その意味で中継ぎはしんどいです」

 頼りにされるだけに、今季も登板過多を避けられなかった。春先にウィリアムス、中盤に久保田を欠くチーム事情も重なり、セットアッパーから守護神に転向。最長で3イニングを投げ、ここまで63試合に登板した。防御率0・68という立派な数字を残す一方で、右肩の「勤続疲労」を痛感。強い張りで覚えた違和感は、今も完全に消えていない。

 「手術とかになると、選手としてもう終わりなんじゃないかって…。やっぱり長く野球をやりたい」

 起用法に関しては「ボクが決めることじゃない」と選手の立場をわきまえている。それでも口にしたのは、来季はシーズンを通してベストパフォーマンスを見せたいという思いから。状況が許せば中日岩瀬ら、セットアッパーから抑えに転向した投手の意見を参考する考えもある。「岡田監督や首脳陣の方とも話し合いたい」。抑え転向やイニング限定の起用を念頭に、藤川は完全復活の道を模索している。

[2006年10月16日9時44分 紙面から]

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