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井川メジャー、星野SD&岡田監督も容認

- 試合前、記念写真に納まる井川ら全日本ナイン(撮影・樫山晃生)
阪神星野仙一オーナー付シニア・ディレクター(59=SD)が4日、ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を熱望する井川慶投手(27)を後押しした。「タイガースの代表として行ってこい。金額では負けるが、実力で松坂に負けるな」とゲキを飛ばした。秋季キャンプ中の岡田彰布監督(48)も「先発ローテーションに入れ」とエールを送り、新旧監督が支援で声をそろえた。さらに宮崎恒彰オーナー(63)も「今後メジャーの編成が進むことを考えても早めに決めてやらないと」と初めて“前向き”な発言をし、週明けにも一気に容認へ動く気配だ。
メジャー移籍の許しを待つ猛虎のエースに、甲子園と岡山から極上のエールが発信された。星野SDがシーズン終了後、初めて井川問題に関する自らの考えを明かした。「オレはもともと反対ではない。容認の流れ? いいんじゃないの。タイガースの代表として、行ってこい! 金額で負けるかもしれないが、実力で松坂に負けるな!」。すでにポスティングシステムが認められた西武松坂を引き合いに出し、容認どころか、グッと進んでメジャー挑戦を応援する姿勢さえ見せたのだ。
星野SDは昨オフにも「行きたいと言ってきたら行かせればいいんじゃないか」と持論を展開していた。しかしこのときは、エースとして十分に力を出せていない井川への激励の意味を含んでいた。いわば消極的容認。今回は違う。
「こういうのはタイミングだからな。井川だけじゃなく、ファンも球団も、と言うふうになれば…。タイミングが来つつあるのは確か」。6年連続で先発ローテーションを守り続け、ファンの間でも以前のような「ワガママ」といった意見は少なくなってきている。機は熟し、星野SDも積極的容認へ転換した。
これに呼応する形で、秋季キャンプ中の岡田監督も異例のメッセージを飛ばした。「阪神の代表というか、これまでFAやポスティングでメジャーからほしいと言われる選手はいなかった。そういう選手が出てきたことを喜ぶべきじゃないか、とオレは思う」。
85年の日本一を最後に長い暗黒時代に突入した。低迷打開を託され、オリックスから2軍コーチで復帰したのが98年。それは井川のルーキーイヤーでもあった。「アイツが入ってから、ずっと一緒やったからな。当時から力は違っていた。メジャーに行くからには、ローテーションに入ってがんばってほしい」。メジャー移籍が正式決定したわけではないが、早くも惜別の言葉がこぼれた。
宮崎オーナーはじめ電鉄本社の信頼厚い星野SDと現場の編成面で発言力のある岡田監督。2人のエールが今後の動向に影響を与えるのは確実だ。井川のメジャー移籍容認の流れは、もう止まらない。【田口真一郎】
[2006年11月5日9時37分 紙面から]
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