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岡田監督「井川ヤンキースならおもろい」

松坂のボストン入りを受け「井川はヤンキースで」と日本人対決を熱望した岡田監督(撮影・加藤哉)
松坂のボストン入りを受け「井川はヤンキースで」と日本人対決を熱望した岡田監督(撮影・加藤哉)

 井川VS松坂が見たい! 阪神岡田彰布監督(48)が15日、ポスティング制度でメジャー移籍が確実となった井川慶投手(26)のヤンキース入りを熱望した。秋季キャンプ地の岡山で松坂の60億円入札の一報にまずは仰天。その後、井川に対しても10球団以上が入札し、約30億円の争いになると予想した。レッドソックスのライバル・ヤンキースの入札に期待しつつ、日本人先発対決の夢を描いた。

 猛虎を率いる指揮官の目が一瞬、一野球ファンの眼差しになった。

 「そら、ワールドシリーズを狙えるチームに行って欲しいよな。井川がヤンキースに行ったらおもろいなあ。日本人同士の先発対決って今までにあったんかな? 」

 この日、松坂がレッドソックスに約60億円で落札されたことが発表された。常識を覆す額を秋季キャンプ地の岡山で聞いた岡田監督はさすがに仰天…。しかし、すぐに井川とのライバル対決に頭を切り替えた。

 「30億円でも松坂を獲れなかったんやからな…。そのチームは本気で(井川に)来るんちゃうか。7、8球団かと思ってたけど、2ケタはいくやろうな。ヤンキースにも左は少ないしな」

 これまでも貴重な左腕であること、故障知らずのタフネスぶりを評価し、「現場としたら本当にありがたい投手。松坂以上やで」と“猛セールス・トーク”を展開してきた。その効果もあってか、松坂レッドソックスが決定的となった数日前から、井川への注目度も増してきている。現在、アメリカではメジャー球団のGM会議が行われている。ヤンキース、メッツといった松坂争奪戦に敗れた有力チームは背水の陣で戦力補強を探るはず。岡田監督はヤンキースに脈ありと見ている。

 当初は10億円前後と見られていた井川の入札額だが、松坂争奪戦を経て、相場はヒートアップ。10球団以上で“松坂資金”を含む30億円前後の争いになる可能性があると予測した。

 20日にもポスティング申請することが濃厚となっている井川は30球団OKの姿勢。もちろん仮に希望球団があったとしても入札である以上、井川サイドに選択権はない。だが、大事なエースを送り出す岡田監督としては、注目度の高いチームに落札して欲しいというのが本音だ。

 それがヤンキースなら文句なし。日本で言えば阪神vs巨人。ア・リーグ東地区の宿命のライバル、ヤンキースとレッドソックスで井川と松坂が投げ合う姿を思い描いていた。【吉富康雄】

[2006年11月16日10時10分 紙面から]

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