- 大阪メニュー
-
- 阪神メニュー
-
阪神辻本、同級生できた

- 今季初めてブルペンに入り、投球練習を開始した辻本(撮影・加藤仁)
「ハンカチ世代」を代表するぞ! プロ3年目に臨む阪神辻本賢人投手(18)が、昨秋の高校生ドラフトでプロ入りした同学年投手らと「出世」を競う。19日、今年初めて鳴尾浜球場のブルペンで投球練習を行った。04年にドラフト史上最年少15歳で指名された逸材も、2年間は体力強化中心の練習メニューに明け暮れた。今季は2軍戦フル帯同と初勝利を目指す。「ハンカチ王子」斎藤、楽天の高校生1巡目の田中ら好素材が多い世代の中で刺激を受けながら切磋琢磨する。
ダイヤの原石が今年こそ、輝きを放つ。プロで生き抜く基礎体力作りに明け暮れてきた辻本の「出世物語」がスタートだ。楽天田中、ロッテ大嶺…。3年前、ドラフト史上最年少の指名で話題を独占したワンダーボーイにも、ついにプロの世界で同級生が誕生した。しかも好素材揃い。プロの先輩として負けるわけにはいかない。
辻本「同い年だからといって特別な感情はあまりないんです。むしろ同期生、先輩、後輩に関係なく、同じ投手として負けたくないです。でも刺激を受けているのは、確かですよね」。
昨年8月、夏の甲子園決勝。早実と駒大苫小牧が延長15回再試合の激闘を繰り広げた。同学年の斎藤と田中が熱投。炎天下の鳴尾浜で練習していたため、試合をライブで見ていない。だが、テレビに映るニュースを見つめ、心を揺さぶられた。「早く実戦で投げたいと思いました」。右肩を故障し、リハビリに専念している時期だった。投手として本能をくすぐられた。
1年目の05年には、2軍で5試合に出場。昨年2月の安芸春季キャンプでは、ブルペン入りし、視察した岡田監督にアピールした。だが、右肩の故障などもあり、体力強化に専念。マウンドに上がることなく、シーズンを終えた。リハビリを指導してきた遠山育成コーチは「向こう(米国)の投げ方というか、突っ込んで投げるから上体に負担がかかってしまっていた」と説明する。上半身主導の投球スタイルだったため、右肩に過度の負担がかかり、悲鳴を上げた。下半身から上半身へと力を伝える、バランスのいい投球フォームへの転換が目下の課題だ。
辻本「数字の目標というより、1年間ケガなくやったことがない。ケガなく、不安なく1年間投げたい。投げ切ることができれば得るものもあると思います。初勝利? 結果的にそうなればうれしいですよね」。
まずは2軍本隊にフル帯同すること、そしてプロ初星がターゲットだ。2年間住む虎風荘には、同学年のチームメートが加わった。「意識するというより、敬語を話さずに接することができるのがうれしい」。この日も新入団した野原、橋本良、横山がダッシュを繰り返すかたわらで鳴尾浜のブルペンに入り、立ち投げで46球を投げ込んだ。「今日はキャッチボールの延長ですね」と話したが、キレのある速球を投げ込んだ。
今年2月の春季キャンプでは新人と同じメニューをこなしつつ、投球練習も並行させる予定。遠山コーチは「賢人も今年は楽しみと思っているんじゃないか。今年が本当のスタートだろう」と語った。同学年選手より、2年早くプロ入りした意地もある。「とにかく今年は試合を経験したい。頑張るだけです」。キリリとした辻本の表情から、3年前のあどけなさは消えていた。【酒井俊作】
[2007年1月20日9時47分 紙面から]
最新ニュース
- 阪神矢野が初打ち「手が痛いよ」 [20日22:51]
- 阪神ジャン、2・1合流OK [20日18:20]
- 阪神下柳、キャンプイン前日に更改交渉 [20日18:20]
- 阪神岡田監督、星野ジャパンを全面支援 [20日08:59]
- 阪神金本、今年初の甲子園 [20日09:43](写真あり)
- 阪神ルーキー上園20日にもブルペン [20日09:06]
- 阪神林は台湾代表として挑戦状 [20日09:01]
- 阪神今岡、星野ジャパン入りへ前向き [20日09:00]
- 阪神小嶋&野原、緊張のテレビ生出演 [20日09:42]
- 阪神大城、守り軽快 [20日08:57]
- 阪神橋本「良平と呼んで」 [20日08:56]
- 阪神玉置「マウンドでは子どもになる」 [20日08:55]