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2007年阪神キャンプ特集


阪神浜中打ち込み、頭部死球の残像克服へ

休日のドームで力強い打球を飛ばす浜中
休日のドームで力強い打球を飛ばす浜中

 阪神浜中治外野手(28)が9日、休日返上の打撃練習で危険球の残像を振り払った。沖縄・宜野座ドームに足を運び、打撃マシンのスイッチをオン。約30分間、黙々とバットを振り続けた。「昨日、ああいうことがあったんでね。特打もできなかったし」。8日の紅白戦で頭部に死球を受け、そのままベンチに下がった。周囲をヒヤリとさせたが、この日のフリー打撃で何の問題もないことを証明した。

 ただ体調面をクリアしても、もうひとつの懸念材料はある。危険球の残像が残り、内角の球に踏み込めなくなるケースがある。浜中も承知している。「(残像を)意識するか、生きた球を見ていないと分からない。カーブは怖いかも」。休日を返上したのも打席の間隔を置きたくなかったから。浜中はふとかつて見た「ヒーローインタビュー」という映画を思い出したという。真田広之演じる主人公のプロ野球選手が死球の恐怖に打ち克つストーリーだ。「残像を克服する映画でしたね」。

 前日は死球の当事者の橋本とタクシーで同乗し、宿舎に帰った。「もう投げたくない」と落ち込む右腕をい逆に励ましたという。突発事故で芽生えた不安の種を、バットを振り抜くことで取り除いていく。【田口真一郎】

[2007年2月10日9時49分 紙面から]

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