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阪神浜中&林を右翼併用!実力は互角

 林を使わなもったいない! 外野戦争の続く阪神に浜中・林のツープラトン案が浮上した。正田打撃コーチが19日、今季の右翼は浜中、林の併用策を披露した。昨年3割2厘、20本塁打の実績を残した浜中に対し、急成長してきた林が猛追。正田コーチは2人の力を「互角」とした上で併用がベターと強調した。3・30開幕戦(京セラドーム大阪)の広島先発は右腕黒田が確実。最終的なスタメンはオープン戦残り5試合の内容を見て判断されるが、左の長距離砲・林が抜てきされる可能性は十分だ。

 浜中VS林。この日、東京から高松に移動した正田打撃コーチは2人のバトルを“互角”と判定した。「浜中と林は併用? そうなるやろ。明らかに浜中が上なら使うけど林もそん色ない。もったいないやろ? 浜中が打たんようになったら林を使うようにせんとな」。

 キャンプ終盤から調子を崩し、6日のソフトバンク戦(ヤフー)後に岡田監督から帰阪指令を受けた浜中。しかし甲子園での打ち込みを経て本来の打撃を取り戻した。14日中日戦(小牧)、17日横浜戦(横浜)でそれぞれアーチをかけるなど好調だ。一方の林も6日ソフトバンク戦、14日中日戦で一発を放ち、打率も浜中の2割3分5厘に対し、2割8分2厘。実績で勝る浜中に一歩も譲らず、甲乙つけがたいのが現状だ。

 岡田監督の理想は相性、調子などに左右されないレギュラー固定型。だが今季の右翼争いに限ればそれは当てはめることは難しい。正田コーチは2人の状態を見極めながらの「ツープラトン体制」を強調した。

 注目の開幕スタメンも実績にとらわれず決められる方向だ。広島との開幕戦での相手は黒田が確実視されている。正田コーチは「最終的には監督が決めること」と前置きした上で林抜てきの可能性が十分あることを示した。

 「(黒田は)右打者にはシュートがあるからな。とにかく開幕は気持ちよくスタートさせたい。3タコ、4タコじゃイヤやろう」

 昨年は黒田から1本塁打(11打数2安打)を放っている浜中だが、やはり右打者は不利。それなら左の長距離砲・林の勢いにかけ、浜中の調子を持続させる手もある。

 「励みになります。使ってもらえるよう、残り試合も頑張ります」。正田コーチの言葉を伝え聞いた林は表情を引き締めた。もちろん、浜中も開幕スタメンをあきらめるはずはない。オープン戦残り5試合。林で開幕右翼のムードが高まるなか、バトルは最終章に入る。【吉富康雄】

[2007年3月20日9時45分 紙面から]

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