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金本決意「打って打って打ちまくる!」

 巨人に3連勝し、最大12ゲーム差をひっくり返した阪神の金本知憲外野手(39)が、好評月イチ企画「ぶっちゃけトーク2007 復活」で、残り21戦となり、大詰めを迎えた優勝争いへの決意を語った。前半戦低迷を「低調打線」と分析し、責任を一身に背負った主砲は「罪ほろぼし」のため「打って打って打ちまくる」と誓った。お疲れ球児、お疲れJFK。阪神ラストスパートのキーワードは「打線爆発」だ。【取材・構成=町田達彦】

 しかし1シーズン過ぎるのは早いですね。もう残り21試合ですか。これから先は、短いようでもあり、長いようでもある。ファンの皆さんも期待しているように、最後まで大きな目標を追い続けます。

 見ている方もそう思っているでしょうが、最近めっきり四球が増えた。はっきり敬遠ではないにしても、勝負をさせてもらっていない。正直、チームの連勝に、自分では参加していないと感じている。仲間外れの気分…は冗談ですが。

 調子が悪ければそれでも『ラッキー』と思うのだろうけど、基本的に打者ですから打ちたい。打てばヒーローになる、おいしい場面で四球は…それも我慢です。桜井や葛城、その後の打者が打って点が入ればよしとしないといけない。

 巨人、中日との争い。うちにははっきり勝ちパターンが出来ています。ただ、接戦で勝っていくのもいいですが、これからは打って打って打ちまくる、圧倒的に打ち勝つような試合が出来ればもっと勢いが出る。そんな試合をしたいと、野手の立場で思います。

 前半戦で低迷したのは、打線に原因がある。それははっきりしている。打てなくて、点が取れなくて、チームのかみ合わせが悪くなった。それで思うように勝てなかった。打線の責任であり、もっと4番がしっかりしていれば、と自分の責任を受け止めている。

 だから残り試合は「罪ほろぼし」の意味でも、少しでも打ちたい。先発投手が気楽に投げられるような、中継ぎ投手を休ませられるような、そんな試合を1試合でも多くしたい。

 8日の巨人戦に勝った後、マウンドで(藤川)球児の肩をもみもみしました。翌日の日刊スポーツは、その写真が1面になっていましたね。彼は恐縮していたけど、もしぼくにテクニックがあるのなら、JFKや投手陣のことをマッサージしてあげたいと思っているんです。ほんと、ナンボでももんであげたい。実際、自分はマッサージをよく受けている身だから、ツボは知っているんですよ。

 それはともかく、投手陣が一番喜ぶのは、マッサージより得点がいっぱい入ることでしょう。だから打つ。05年に優勝したときも、9月に3試合連続2ケタ得点とか打って盛り上がった時期がある。勢いをつけて、最後まで勝ち抜きたい。ゴールはすぐそこに見えています。

 ここまで打率は2割7分そこそこで、本塁打は27本。個人的な数字でいえば、物足りないのかも知れません。特に今シーズンになって自分で思うのは「自信が過信になっている」ということ。悪い言い方をすれば「相手をなめている」というか、本気になって立ち向かえない自分がいるような気がします。

 相手の投球をみて、いつだって打てるわ、という感覚になる。まだ実績のない、1軍に上がってきたばかりの投手なんか、見下してしまう。それで実際に打てなくても「抑えられた」ではなく「打ち損じた」と思ってしまう。悔しさが出てこない。

 打率が低くても、別にいい。いいところで1本打てればそれでいいやと割り切っているところもある。ただ自分がよくても、チームや投手にとっては、いいことではないでしょう。相手がどうあれ、状況がどうあれ、これからの打席は集中して臨みたい。変な自信は膨らませないように、そう自分を戒めていきます。

[2007年9月11日9時36分 紙面から]

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