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阪神“外国人探し凍結”福留&新井へ全力
阪神が今オフの野手補強でFA市場を最優先し、外国人補強を見送る可能性があることが21日、分かった。FA宣言する可能性のある広島新井貴浩内野手(30)と中日福留孝介外野手(30)がターゲットで、両者の動向が定まるまでポジションなどが重なる外国人野手は選定を控える方針。最終的に外国人野手を獲得しなければ、1958年以来50年ぶりの「国産打線」が誕生する。
V奪回を狙う猛虎打線には、カタカナ文字が1つもないかもしれない。阪神が50年ぶりに外国人野手を含まない編成を組む可能性が出てきた。今オフの野手補強は国内のFA戦士に全力を注ぐ。現状で助っ人はあくまで、FA戦線に失敗した際の保険という位置づけだ。
球団首脳は「野手に関してはまずFAでと、考えている。外国人の候補も見てはいるが、FAがどうなるかで方針ががらりと変わってくる。今は何も決まっていない」と明かす。一、三塁を守る新井と、外野手の福留がFA宣言する可能性がある。手を挙げれば阪神は獲得交渉に乗り出す構えで、外国人補強は候補の選定を凍結している。
すでに今季ただ1人の助っ人野手だったシーツは今季限りの解雇が決まっている。近年でもチームに貢献した助っ人野手はアリアス、シーツと他球団でプレー経験があった。岡田監督は「外国人の場合、来てみないと実力が分からない場合がある。日本に慣れるかどうかも成功の条件」とし、新外国人の未知数の部分を不安視する。打線強化はV奪回の絶対条件だけに、実力を疑いようもないFA戦士を優先するのは自然の流れだ。
首尾よくFA補強に成功すれば、新外国人は先発型の投手に絞り、野手は見送る可能性がある。打線は既存の戦力にFA組をあわせて「オール国産」となる。それでも十分に破壊力のある打線が完成する。
4番金本の前後にFA組の新井か福留が並ぶ。ここ2シーズン打撃不振をかこった今岡も、本来の力を取り戻せばクリーンアップ候補となる。鳥谷、赤星、関本らのレギュラー組に、林や桜井という若手の底上げを図り競争を激化させる。仮に外国人を補強しても、すぐに収まるポジションは内外野のどちらにもない。
宮崎オーナーは「足りないところは明白なので、手を打たないといけない。お金を回収するのは後から考えればいいこと」と、補強費を惜しまずに戦力アップを図る姿勢を打ち出している。「野手=FA」、「投手=外国人と国内トレード」とルートを色分けして、補強作業を進める。まずは日本シリーズ終了後に開戦するFA戦士争奪戦から、トラの補強戦略がスタートする。
[2007年10月22日10時8分 紙面から]
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