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球児、星野ジャパン開幕戦に照準

自主トレでキャッチボールする藤川(撮影・田崎高広)
自主トレでキャッチボールする藤川(撮影・田崎高広)

 08年北京五輪を目指す星野仙一監督(60)率いる野球日本代表チームの自主トレーニングが30日、神戸のスカイマークスタジアムでスタートした。抑え候補の阪神藤川球児投手(27)は、初戦となる11月5日の練習試合対大阪選抜戦(社会人)でスタンバイOKをアピール。故障でアジア予選を辞退した巨人小笠原に代わって4番候補に広島新井貴浩内野手(30)が浮上、チームはバントの集中練習を行うなど、つなぎの野球の方針を明確にした。

 疲労の蓄積は関係なかった。藤川が星野ジャパンの「開幕戦」に照準を合わせた。11月5日に大阪選抜(社会人)との練習試合が組まれている。シーズンの登板過多を考慮すれば、無理をする必要はないが、甘えはない。「大丈夫。そこに合わせていけるようにしたい」。背番号「27」のお披露目登板に自らGOサインを出した。

 今季は71試合に登板。10連投の激務もあった。シーズン後のメディカルチェックの結果、自覚症状はないが、目に見えない疲労が判明した。アジア予選まで時間はある。それでも藤川は「癒やし」よりも「実戦」を選択した。

 10日のフェニックス・リーグ湘南戦を最後にマウンドから遠ざかっている。中日とのクライマックスシリーズは2連敗で出番はなし。不完全燃焼の幕切れに、代表への思いがさらに強まった。「最初から休まない予定だった」と秋季練習でもブルペン入り。ボールとマウンドを欲している。アマ相手の初戦に、心と体のスタンバイはOKだ。

 すべては日の丸のためだ。前夜のミーティングでは代表のジャージーに身を包み「これは制服やから」と胸の高まりを抑えられなかった。この日の自主トレ初日は投球練習を行わず、じっくりと遠投で体をほぐした。ウオームアップでは豪華リレーを組む可能性のある巨人上原と意思の疎通を図った。「まだまだこれから」。そんな言葉とは裏腹に、藤川は早くも本気モードだ。【田口真一郎】

[2007年10月31日10時9分 紙面から]

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