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岡田監督、福留新井獲得へ直接出馬あるぞ

厳しい表情で練習を見守る岡田監督(撮影・上田博志)
厳しい表情で練習を見守る岡田監督(撮影・上田博志)

 阪神が岡田彰布監督(49)にFA交渉への「出馬要請」を検討していることが4日、分かった。今オフのFA市場で中日福留&広島新井のダブル獲得を目指しており、金銭面では40億円の資金を用意。熱意をアピールするため、指揮官自らに交渉の席に就いてもらう考えだ。実現すれば、指揮官にとって就任4年目でFA初出馬となる。FA権を持つ選手の動向は週明けの5日から活発化するとみられ、注目の「FAウイーク」となりそうだ。

 阪神がFA補強の成功へ、指揮官の力を借りる。球団関係者が「スケジュールがあえば、監督から必要なことを説明してもらうのが相手にも伝わりやすい。キャンプ中やその後も立て込んではいるが、スケジュールの調整がつけば、お願いしたい」と明かす。意中の新井、福留がFA宣言した場合、岡田監督への出馬を要請。常勝軍団に必要な人材には「三顧の礼」を尽くす方針を打ち出した。

 V奪回をかけて、宮崎オーナーが今オフ大補強の号令をかけた。最大のターゲットは球界屈指の強打者2人。資金面では40億円の巨額マネーを用意した。他球団よりも早く獲得の意思を表明する準備もある。熱意はどれだけ示しても十分過ぎるということはない。さらに岡田監督に登場願うという訳だ。

 FA交渉の解禁日は14日。15日に秋季キャンプの打ち上げがあり、指揮官も予定が詰まっている。「キャンプ地からもいつでも出て行けるように、球団では態勢を整えている。広島や名古屋、その他の地域でも交通機関は調べている」と同関係者は話す。ラブコールのために飛び出す準備も万全だ。

 岡田監督はこの日、キャンプ地の高知・安芸でFA市場の“開幕日”を気にかけた。「交渉はいつからええんかな? 14日か」。実はこれまで1度も交渉のテーブルに就いたことがない。05年オフには中日野口(現巨人)を水面下で調査したが、交渉解禁を迎える前に獲得を断念。昨年の広島黒田もFA宣言しなかった。今年の高校生ドラフトでも大阪桐蔭の中田を指名した場合、指名あいさつに出向くプランがあった。1度もチャンスは訪れることなく、今回が初出馬となる。

 阪神では過去に吉田監督が西武清原とのFA交渉に出馬。「タテジマをヨコジマにしてでも…」という名文句が飛び出した。星野監督は広島金本に「みんなの力で阪神を変えて、優勝しよう」とシンプルな言葉で訴えかけた。5日からFA宣言の受付が再開され、動きが一気に活発化する1週間となる。岡田監督はどんな口説き文句を用意するのか。FA宣言の吉報が届けば、そんな楽しみも待っている。

[2007年11月5日9時37分 紙面から]

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