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「エスパー雇え!」岡田監督が大場抽選へ

- 都内ホテルで行われた阪神スカウト会議(撮影・中島郁夫)
エスパー雇え! 19日のドラフト会議で6球団の競合が予想される東洋大・大場翔太投手(22)の抽選に臨む阪神岡田彰布監督(49)がびっくり作戦をぶちまけた。阪神は18日に都内ホテルでスカウト会議を開き、大場を1巡目指名することを確認し、外れ1巡目候補を白仁田寛和投手(福岡大)に絞り込んだ。昨年、今年の高校生ドラフトに続いて1巡目の抽選役に決まった岡田監督は「超能力者を雇えばええんや」。超常現象さえも味方につけたい心境で即戦力右腕を狙う。
スカウト会議を終えた都内ホテルの一室で、岡田監督は秘策を練っていた。何としても、大場を引き当てたい。その思いが高じ、仰天のドラフト確勝作戦が頭に浮かんでいた。
岡田監督「超能力者とかエスパーとか雇うと考えた球団はなかったんかな。絶対に当てる、いうんなら11月だけ契約したらいいんよ。マジック、トリックと違うで。テレビに出ているやん、失踪者の居場所が分かるというんなら、箱の中の(当たり)くじも分かるやろ」。
冗談話…にしては、妙に目が真剣だった。球団の将来を左右するドラフト会議で、大学・社会人の希望枠が撤廃された。即戦力の選択では、逆指名制導入以前の92年度ドラフト以来となる抽選が復活する。しかも今秋は有力選手への指名重複が確実。現に岡田監督は「最後(神宮大会)の3連続完投でかぶを上げたよな」と競合覚悟で東洋大・大場の指名を決めた。
昨年の堂上(愛工大名電)、今年の中田(大阪桐蔭)とここ2年の高校生ドラフトでも1巡目候補の抽選に臨み、外してしまった。ただ、先発強化は来季への重要課題だけに大場獲りの重要度は前回までの比ではない。ナンバー1右腕を獲得できるのなら、エスパーでも何でも、力を借りたい心境だったのだろう。
岡田監督「きょう(18日の食事会)も恒例の中華料理だしな。どちらの手で引くかなんて、決めてないよ。1発で引いたら、そら楽やろなあ、しばらく見ていればいいんやからなあ」。
げんかつぎやジンクスの類は「そんなのどの球団もやっているんよ」と想定の範囲内。欲しいのは、絶対に当たりをつかみ取る、自然界を超越したパワーだ。岡田監督がエスパーになりすまし、大場獲りのクジに手を伸ばす。【町田達彦】
[2007年11月19日10時8分 紙面から]
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