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岡田監督予告「グライシンガーは働かん」

- リゾートホテル内の船着場で鯉を見下ろす岡田監督。来季は巨人・中日にも上から目線?(撮影・町田達彦)
【ワイコロア(米ハワイ州ハワイ島)28日(日本時間29日)=町田達彦】グライシンガーは巨人で働かん! 家族旅行中の阪神岡田彰布監督(50)が巨人に移籍したセス・グライシンガー投手(32)の“期待外れ”を予言した。阪神も獲得レースに参加したが、ライバル球団にさらわれた。だが最多勝右腕も、好待遇にハングリー精神が消えるはずと指摘。逃した魚は大きくなかったと思い込んだ。
縁のなかった恋人に、いつまでもホレてはいられない。きれいさっぱりあきらめれば、当時は見えなかった欠点も浮かび上がってきた。ヤクルトを自由契約になった、セ・リーグ最多勝のグライシンガー。獲得に向かった過去など無視するかのように、岡田監督がこき下ろした。
「グライシンガーも、来年はやらんやろ。ウチも獲りにいっていたから、大体(巨人の条件が)いくらになったかは知っているけどな。日本に来て独身で(年俸)4000万円くらいだった選手が、いくら活躍しても1・5億円くらいが相場やろ。2年で5億円だとしても、そんなに稼いだらアホらしくて仕事する気にならんのちゃう」
阪神側のオファーは、2年総額5・5億円。それでも相場を上回るジャンプアップだったが、ソデにされた。巨人との契約は2年5億円と伝えられるが、岡田監督はそれ以上だったと信じ込む。ならば、大金にかまけて緩むだろう…との読みだ。
「だいたい真剣に投げとったから、速球とチェンジアップのズレがすごかったんや。いい加減に投げたら(打者からは)分かるんちゃうかな」
正確なコントロールと緩急の妙で、グライシンガーは16勝を挙げた。だがそれも、日本でひと旗あげたいというハングリー精神が生んだもの。ビックマネーを手にしたら、歯を食いしばることもない。そこにつけ入るスキがあるとみる。
「ラミレスは決まったんやな。巨人も他球団のレギュラー級をそろえても毎年のように(布陣が)変わるんやからな。1年やり通して始めてレギュラーと呼ばれるのにな」
阪神もFA新井など補強を仕掛けたが、巨人はそれを上回る大補強を敢行。FA福留についてはとも倒れだが、直接対決のグライシンガーは奪われた。負け惜しみではないが、別に必要なかったと思うには、グライシンガー獲りが失敗に終わることが望ましい。
巨人の外国人補強も近年でもアリアス、ペタジーニ、メイ、マルチネスと他球団の外国人を移籍させながら目立った活躍がない。ヤクルトのエースと主砲をぶっこ抜かれたが、来季の対戦でぶっつぶす。
[2007年12月30日9時43分 紙面から]
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