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マッスル今岡1号!OP戦自己最速3戦目

5回表、左越え本塁打を放つ今岡(撮影・上田博志)
5回表、左越え本塁打を放つ今岡(撮影・上田博志)

<オープン戦:オリックス4-4阪神>◇1日◇京セラドーム大阪

 これぞマコトの有言実行弾! 阪神の今岡誠内野手(33)が早々とオープン戦1号を放った。飛距離復活を狙った今春キャンプの総決算として、早い段階でのアーチを公言。プロ12年目で、自身最速となるオープン1号をマークした。

 「(オープン戦の)早い段階で打ちたかったんで。ランナーいるいないに関係なく、ああいうふうに積極的にいければ、ね。とにかく早い段階でホームランが打てたんで、それに尽きますよ」。

 2点を追う5回だった。ここまでオリックス先発金子の前に阪神打線はノーヒット。走者がいなければ、ひと振りで点火するのみ。代わったばかりの本柳、しかも初球。真ん中高めのスライダーを振り抜くと、左翼席最前列に飛び込んだ。

 「あれがスタンドに入るのと、その前で失速するのでは違います」。

 数十センチの差は大違い。重みある言葉だった。春季キャンプ前から加圧式トレーニングを取り入れ、パワーアップ&フルスイング宣言で復活にかけてきた。その成果を発揮した。

 広沢打撃コーチは「たかがオープン戦、されどオープン戦」と語り、こう続けた。「自分がしている調整法に結果が出れば、安心につながる。力のある選手には不安を取り除いてもらうのが一番。そういう観点からしたら非常にいいホームラン。心理的に大きいよ。桜井のとは重みが違うね。桜井はレギュラーを争う立場、今岡はある意味、プレーヤーとしての存在意義をかけたシーズンだから」

 新井との競争が注目された2月。だが岡田監督はすでに5番確定をちらつかす。あとは自分との戦いだ。開幕に向けて、自分の歩む道が正しいと実感する放物線だった。【片山善弘】

[2008年3月2日10時3分 紙面から]

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