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男役10年「にじみ出る表現力を」/珠洲春希

- 今回の舞台は「精神的にも体力的にも自分との闘い」と話す珠洲春希
宙組の中堅男役・珠洲春希が17日に開幕するバウ・ワークショップ「ハロー!ダンシング」(23日まで)で主演ダンサーを務めることになった。
この「ハロー!-」は各組がそれぞれ、ほぼ同じ内容のダンスステージを行うもので、全13場面ほぼ出ずっぱりのハードさ。珠洲も「同じものをやると、どうしても比べられちゃうじゃないですか? でも、それを気にせず、頑張った結果として評価されたいし、舞台はとにかくハードなんで精神的にも、体力的にも自分との闘いです」と、自らにムチを打つ。
宙組きってのダンサーとして知られるが、意外なことに、歌劇団に入る前はそれほどダンスが得意な方ではなかったそうだ。「バレエは習ってましたけど、週1回程度。音楽学校の成績もヒドかった」と、かつての自分に苦笑いだ。受験も「友達に付いて行った」のがきっかけで受かってしまったのが真相だ。それが入団1年目、組配属が決まるまでに少し時間的余裕があったため寸暇を惜しんでレッスンを重ね開眼したという。
「男役10年」と言われる世界で、その10年を迎えた。「これからはただ踊りのテクニックだけじゃなく、中からにじみ出るような表現力を身につけたい」とさらなるレベルアップを誓った。【土谷美樹】
☆珠洲春希(すず・はるき)2月21日生まれ。福井市出身。羽水高を経て97年「仮面のロマネスク」で初舞台。身長168センチ。愛称「ともえ」。
[2007年3月9日12時48分 紙面から]
