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自分らしい男役築きたい/未涼亜希

- 入団10年目を迎えても自然体を崩さない未涼亜希
バウホールで16日に開幕する森鴎外原作の「舞姫」(25日まで)で主役・太田豊太郎の親友、相沢謙吉を演じる花組スター未涼亜希。「特殊な役というわけではないので、こういう重い作品でどう演じるか難しいですね」と頭を悩ませる。豊太郎の人生を狂わせるキーマンとなるだけに責任は重大。ただ主演の愛音羽麗とは1学年違いで、音楽学校時代も掃除場所が同じだったり、新人公演時代を共に過ごしたりと接点も多く「そういう意味ではやり易い」と話す。
07年で入団10年目を迎えた。「男役10年」と言われる世界でひとつの区切りであるが、未涼は「あえて区切るとすれば、ここからが新たなスタートだと思っています。これまでの10年は男役を作るための10年。今からが、そのベースの上に自分らしさを築いて行きたいって感じかな」と自然体を崩さない。
下級生時代は2作連続で新人公演主役を務めた。「今思えば最初の『天使の季節』の時は本当にキツかったですね。けいこ場に行くのがイヤになったぐらい」と振り返る。「それまでは、新公のけいこ大好きだったんです。忙しい? とんでもない。大変なのが楽しくて終演後が待ち遠しいぐらい。でも、あの時はどうしていいか分からないし、背負わなくていいモノまで背負ってしまっていた」と話す。しかし、1度主演をしたことで吹っ切れ、今は大きな壁を超えたからこそ笑って振り返ることができる。今回も確実に自分を成長させようと、今は役と対峙している最中なのだ。【土谷美樹】
☆未涼亜希(みすず・あき)6月26日生まれ、大阪市出身。大阪帝塚山学院を経て98年「シトラスの風」で初舞台。04年「天使の季節」「ラ・エスペランサ」で新人公演連続主演。身長167センチ。愛称「まっつ」。
[2007年6月11日14時8分 紙面から]
