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男役の「引き出し」増やしたい/蓮城まこと

大好きな歌で、舞台でも存在感をアピールする蓮城まこと
大好きな歌で、舞台でも存在感をアピールする蓮城まこと

 雪組の若手注目株、蓮城まことが大阪・梅田のシアター・ドラマシティで上演中の「シルバー・ローズ・クロニクル」(17日まで)で、主役2人のキューピッド役を熱演している。「持ち歌も2曲ほどあって、しっかりセリフもあって。毎日やりがいを感じています。この舞台で新しい自分を引き出したい」と目を輝かせる。

 小さいころから歌が大好きな子供だった。小学校4年の時、地元・大分にやってきた地方公演を見て終演後には「ここに入る!」と宣言していた。背も小さかったが「男役になる!」と言い切って周囲をびっくりさせた。

 それからは自宅から母が運転する車で約2時間かけて福岡までバレエを習いに行き、高校も音楽コースの声楽科に進んだ。「少しでもタカラヅカに近づきたい」ためだ。しかし、なかなか「合格」をつかむことができず、ついには月に2回、宝塚まで声楽のレッスンに来たことも。「もう少しであきらめそうでした。でも、でき得る限りのことをやってからあきらめても『遅くない』と思った。やらずに違う道を考えなくてよかった」。

 初舞台後は「ベルサイユのばら」の出世役とも言える小公子を演じ、今年5月「エリザベート」の新人公演では皇太子・ルドルフを好演した。着実に存在感とキャリアを積み「男役としてまだまだいろんな引き出しを増やしていきたい」と好奇心いっぱいの目で語った。【樹】

 ☆蓮城(れんじょう)まこと 11月25日生まれ、大分市出身。県立芸術文化短大付属緑丘高を経て03年「花の宝塚風土記」で初舞台。05年には宝塚歌劇の専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の案内役スカイ・フェアリーズを務め、06年「ベルサイユのばら」の出世役で知られる小公子役で注目を集めた。身長170センチ。愛称「きんぐ」。

[2007年10月15日14時7分 紙面から]



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