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目指すは“大器晩成型”/天野ほたる

「目指すは大器晩成型」と演技に磨きをかける天野ほたる
「目指すは大器晩成型」と演技に磨きをかける天野ほたる

 吸い込まれそうなほど大きな瞳が印象的だ。月組娘役・天野ほたるが、大阪・梅田のシアタードラマシティーで上演中の月組ミュージカル「A-“R”ex」(26日まで)で、トップスター・瀬奈じゅん演じるアレクサンダー大王の幼なじみ役を好演中。ペルシアからの人質という役どころに「軽くなってはいけないし、難しいけどやりがいがある」と話す。

 学生時代はモデル事務所に所属していたこともある美貌とスタイルの持ち主。小さいころから転勤族で日本各地を転々とした。京都で生まれ東京、名古屋、福岡…。今も、それぞれの土地の友人からかかってくる電話には、その土地土地の方言で話が弾む。器用さと空気を読む力は人一倍。

 さらに見た目からは想像もつかないが、洋画でもコメディー派でお笑い好き。メード役で出演した先の大劇場公演では、頭の先から出すような声で「かしこまり~」と柳原可奈子張りにやって劇場を爆笑の渦に巻いた。しかも、柳原の芸を知らず自分なりの役作りだったという。「芸がかぶった? 私、お笑いのセンスあるのかしら?」とおどけてみせる。

 入団10年目を目前に、個性的な役がどんどん回ってくるようになった。役を作り込むのが楽しくて仕方ない。「いろんな土地でいろんな物を見て、経験もしてきた。そういうのを役に生かして、今だからこそできる役を大事にしていきたい」。目指すは“大器晩成型”。ルックスだけでなく演技力でも注目株だ。【樹】

 ☆天野(あまの)ほたる 10月10日生まれ、名古屋市出身。愛知淑徳高を経て99年「ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台。身長163センチ。愛称「ホタル」。

[2007年12月17日12時25分 紙面から]



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