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目指すは「あの人何かいいよね」/美鳳あや

- 入団10年目を迎え、さらに存在感を増した美鳳あや
バウホールで配役を変え19日から再び開幕する「ホフマン物語」(29日まで)でヒロインの一人、娼婦ジュリエッタなどを演じる美鳳あやは出演者中、最上級生とあって“まとめ役=組長”としても奮闘中だ。
昨年2月のバウ公演「Young Bloods!!」に続いて2度目の組長。「あの時は気負って空回りしてしまった。今回は役変わりで、たくさん役をやらなくちゃいけないので気負ってるヒマもない」と苦笑い。今回の公演は日程を4つに分け、出演者がそれぞれ役を変えるため「こんなに台本がぐちゃぐちゃになったのは初めて。日々、勉強です」と話す。
小さいころ、バレエが習いたくて習いたくて、両親に頼み込んだが「教室が遠いから」と反対された。それなら、と友人と頼み込んでバレエの先生に近くの公民館に来てもらい小学校3年から習い始めた。中学になると「バレリーナになりたい」と思い、週末は泊りがけでバレエのレッスンに通ったほどだ。「バレリーナにはなれなかったけど、ここで、いろんな踊りと先生に出会えて、こんなに踊り続けられて幸せ」と笑顔を浮かべる。
ダンスの名手として、あらゆる公演で存在感を示してきた美鳳も今春、入団10年目と区切りを迎える。「見ている人に『あの人上手だね』って言われるより『あの人、何かいいよね』って言われる舞台人になりたい」。記録より記憶に残る娘役を目指し、今年も突っ走る。【樹】
☆美鳳(みほう)あや 2月23日生まれ、兵庫県宍粟市出身。県立山崎高を経て宝塚音楽学校入学。99年、首席で卒業し「ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台。身長158センチ。愛称「みっぽー」。
[2008年1月14日13時38分 紙面から]
