奈良で伝統行事の若草山の山焼き
古都・奈良の新春を彩る伝統行事「若草山の山焼き」が8日夕に行われ、約13万人の観光客らが炎の祭典を楽しんだ。
作業の無事を祈る神事と花火に続いて午後6時、号砲を合図に消防団員が枯れ草に次々と点火。火は山肌をはい上がり、興福寺五重塔の輪郭を冬の夜空に浮かび上がらせた。
山焼きは江戸時代中期、東大寺と興福寺の領地争いを仲裁しようとした奈良奉行が、境界をあいまいにするため山を焼いたのが始まりとされるが、イノシシを追い払うためや、野焼きの名残との説もある。夜間行事になったのは明治時代から。
[2006/1/8/20:03]
写真=初春の夜空を焦がす奈良・若草山の山焼き。手前は興福寺の五重塔(共同)
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