大阪府庁、震度6強で崩壊の恐れ
築80年を迎えた大阪府庁本館は、耐震改修促進法が求める基準値を大幅に下回り、震度6強か7程度で崩壊する危険性が高いと診断されていたことが30日、分かった。
同法は耐震指標値を「0.6以上」とするよう求めているが、大阪府庁は「0.3未満」だった。府は調査結果を受け、9月議会までに本館を建て替えるか補強工事に着手するかを決める。
耐震調査は昨年5月に着手。構造計算書や施工資料などが残されていなかったため、非破壊試験器を使って柱、壁など構造主要部分の鉄筋の本数などを調べ「構造耐震指標値」を算出した。
耐震指標値は震度6強か7程度の揺れ・衝撃に対し「倒壊の危険が低い」(0.6以上)、「倒壊の危険がある」(0.3以上0.6未満)、「倒壊の危険が高い」(0.3未満)に3区分。府庁本館は「倒壊の危険が高い」と診断された。
1938年に完成した愛知県庁本館は97年度に0.31と診断され、昨年末に改修工事に着工。和歌山県庁も0.45だったことが判明、一部工事に着手している。
府によると、1989年に総事業費約1100億円の建て替え計画をまとめたが、バブル崩壊後の財政難で計画を凍結した。
本館には約1800人の職員が勤務。阪神大震災では震度4を記録したが、影響はなかった。(共同)
[2006/1/30/13:37]
写真=耐震性に問題があることが分かった大阪府庁本館(共同)
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