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話題先取り!エンタメ情報

監督の椅子 深作健太監督(34)

「プログラム・ピクチャーの作り手として1歩前進できた」という深作健太監督(左)
「プログラム・ピクチャーの作り手として1歩前進できた」という深作健太監督(左)

「スケバン刑事 コードネームは麻宮サキ」(30日公開、東映)

 “バイオレンス・アクションのフカサク”が伝説の女アクションを手掛けた。「スケバン刑事」はテレビで20年ぶり、映画でも18年ぶりの復活。「テレビは小6から見てたし、松浦亜弥でリメイクは面白そうな企画だな、と乗った」と深作健太監督。

 もっとも、そこから父親(「仁義なき戦い」などの深作欣二監督)譲りの粘りを発揮。脚本(丸山昇一)は半年かけて10稿まで書き直し、脚本家泣かせだった父を超えた。「丸山さんから『父子2代で殺される』と言われました。平成で何でスケバンか? 米国帰り、初代(斉藤由貴)の娘、いじめ問題などを加えた。単なるアイドル映画じゃなく、現代の閉塞感を出したかった」という。

 確かに、あややファンが見たら驚く壮絶アクションである。シャープなヨーヨー・アクション、顔を血で汚し、泥だらけになって敵をキッとにらむ姿に、女優泣かせでもあった“深作家”の伝統が見えた。ラストの“殴り込み”シーンでサキがバトルスーツに着替えるところは梶芽衣子の「さそり」の黒装束、健さんなら「昭和残侠伝」の着流し。東映アクション必須のお約束はちゃんと守っている。

 父の助監督を務めた後、「バトル・ロワイアル」(01年)でプロデューサーと脚本を務め、同2(03年)では製作途中で死去した父を継いで監督デビューした。「同じ月を見ている」(05年)で1人立ちしたが「メッセージ性とかにこだわりすぎてた。プログラム・ピクチャーの監督として、これで1歩前に進めた」。ヒットすれば、シリーズ化の構想もある。この世界にサラブレッドなどは通用しないが、若き深作への期待はやはり大きい。【安永五郎】




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