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国民映画…続編舞台は1年後の昭和34年

- 今回も笑わせながらホロリとさせる夕日町の住人たち(中央・吉岡秀隆、左端・堤真一と薬師丸ひろ子)
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(11月3日公開、東宝)
真の国民映画へ-大ヒット映画の続編「ALWAYS 続・三丁目の夕日」が間もなく完成。昭和33年、経済高度成長以前の東京の下町人情を描いて大ヒットした前作に続いて、今回は1年後、昭和34年が舞台。ユニークな夕日町三丁目の人々、ひと足お先に今度はこうなる…。原作・西岸良平。監督・VFX山崎貴。
【鈴木オート】仲良し夫婦・則文(堤真一)、トモエ(薬師丸ひろ子)と1人息子の一平。青森から集団就職でやってきた六子(堀北真希)も家族の一員になって一段とにぎやか。そこへ則文の親戚が事業に失敗し、娘の美加を預かることに。タカビーの美加に一平は反発するが、いつしか恋心が芽生える。一方、六子にも郷里の青年がやって来て…。
【作家と淳之介】駄菓子屋を営む小説家・茶川竜之介(吉岡秀隆)と、つい引き取ってしまった少年・淳之介は本当の親子のように暮らしていたが、実の父親(小日向文世)が連れ戻しに来て大騒動。人並みの暮らしをさせることを条件にこの場は収まるが。
【作家と踊り子】親の借金のため夕日町を去り、再び踊り子として働くヒロミ(小雪)は、茶川から箱だけもらった“指輪”を大事に眺める日々。茶川は淳之介との生活を守るため、そしてヒロミを迎えに行けるようになるために、一度は諦めた芥川賞の夢に向かって純文学に再挑戦する。だが、彼女は待ちきれず、大阪行きの「こだま」に乗る…。
そのほか、戦争で家族を亡くした医者の宅間(三浦友和)、タバコ屋のキン(もたいまさこ)ら三丁目住人は今回もおかしく楽しい。吉岡は「48年前の三丁目を生きた人と、その時代を知らない人が一緒に泣いて楽しんでもらえたら」。小雪は「私自身、ヒロミのその後がとても気になってワクワクしてました」と語っている。町の中の人情が生きていた時代。貧しくとも夢に生きた彼らの真っ直ぐなありようが、ノスタルジーを超えて現代に何かを訴える。【五】
◆前作「ALWAYS 三丁目の夕日」は 東京タワー完成前の昭和33年、夕日町では小説家の茶川が、一杯飲み屋のおかみ、ヒロミから引き取り手のない少年・淳之介を預かることになり、ともに暮らし始める。少年の実の父親が引き取りに来るが2人は拒絶。だが、茶川が想いを寄せていたヒロミは親の借金を返すため、夕日町を離れ、踊り子として働き始める。則文とトモエ、1人息子の一平が暮らす鈴木オートには、青森から集団就職で六子がやって来る。
昨年11月に公開され、興収35億円、動員284万人の大ヒット。日本アカデミー賞最優秀作品賞、日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞など、同年の映画賞を総なめした。
9月15日付
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