- 大阪メニュー
-
飛行生物ケツァルコアトルスの復元骨格大公開
- 主催 大阪市自然史博物館、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、朝日放送
- 後援 文部科学省、外務省、アメリカ大使館、中国大使館、大阪府、大阪府教育委員会
- 協賛 ダイワボウ情報システム株式会社、三井物産株式会社、株式会社ECC
- 協力 株式会社安川電機
開催概要
- 開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 観覧料 一般1200円(前売1100円)高校・大学生800円(前売700円)。30名以上団体割引あり。中学生以下、障害者手帳持参者、大阪市内在住65歳以上(要証明)は無料。前売はチケットぴあ、ローソンチケットなどで販売中
- アクセス 地下鉄御堂筋線長居駅下車、東へ約800メートル。JR阪和線長井駅下車、東へ約1000メートル
- 問い合わせ 電話06・6697・6221
スカイモンスターが大阪にやって来る! 恐竜が地上をのし歩いていた時代、地球の大空は翼竜が支配していた。恐竜ではない。空飛ぶ爬虫類だ。大阪市立自然史博物館では、特別展「世界最大の翼竜展―恐竜時代の空の支配者」(15日~11月25日)を開催する。翼を広げた長さ(翼開長)が約10メートルもある史上最大のケツァルコアトルスの全身復元骨格・生体復元模型を展示。中国遼寧省で近年発掘された翼竜化石の数々も世界初公開される。 大きなトサカと口ばし、そして細長い首。飛行生物としてこれほど物理法則に反したアンバランスは考え難い。近年、次第に謎が解き明かされてきた翼竜の最新の真実が大阪長居に集結する。
9・12「ケツァルコアトルス」全身復元骨格 組み立て
展覧会に先立ち、9月12日に「ケツァルコアトルス」の全身復元骨格の組み立て作業が関係者に公開された。
翼を広げた長さ(翼開長)が約10メートルもあるケツァルコアトルスは、胴体と上腕骨、首部分や足など各ブロックごとに梱包され展示場に到着。高所作業車によって、まず胴体と上腕骨部分から天井に吊り下げられた。翼を支える前肢、首、そして頭骨などが組み合わされ1時間半で小型飛行機ほどの全身骨格が完成した。ケツァルコアトルスの体重は成人男性並みの約70キロと推定されているが、その威容からはとても想像できない軽さだ。
「翼竜展」では、近年、中国遼寧省で発掘された翼竜化石を含め111点が展示される。
恐竜と共通の祖先から進化
翼竜の骨は体を少しでも軽くするため中がハチの巣のようなハニカム構造になっていたり、中空の部分もある。そのため風化しやすく人の目に触れることが多くはなかった。しかし、それでも世界各地で発掘が進むごとに、恐竜ではない空を飛ぶ何らかの生き物が地球上に生存したという事実だけは明らかになっていった。ドラゴン伝説が人々の脳裏に刻まれてきた裏にはこのような背景があるようだ。
現在の生物とは似ても似つかぬその容姿と謎に包まれた部分の多さから空飛ぶ怪物「スカイモンスター」と呼ばれることもある。大阪市立自然史博物館の樽野博幸学芸課長は「恐竜時代に、今と全く異なる生き物がいた。それをどう考えるか。この地球上のかつての全く違う自然を感じて想像してもらえれば」と話す。
あなたの第4指(薬指)がグイ~ンと伸びたと想像してください。その指に翼となる飛膜ができる。アゲンストの風を受けてふわ~ッと大空に舞い上がり、大空を滑空する。翼竜はこのようにして1億5000万年もの間、地球の空に君臨した。自らの体で空を自由に飛ぶことができる生物は、鳥類、昆虫、コウモリなど一部の哺乳類と、そして翼竜だけだ。
スズメ大のものから小型飛行機並みの超大型まで、さまざまな大きさの翼竜が存在した。最大のケツァルコアトルスは翼開長約10メートル。体重は70キロほどだったと言われている。成人男性の平均的な体重と同じだ。今回の特別展では1971年に米国テキサス州で発見されたケツァルコアトルスの化石を元に複製された全身復元骨格や生体復元模型が展示される。近年、中国遼寧省熱河層群で発掘された翼竜化石などとともに世界初公開となる。
展示される化石などは111点。「翼竜とは」「空へ」「大空の支配者」「生態と進化」「絶滅」の全5章で構成される。あなたも2億2000万年前~6550万年前までの翼竜の時代に身を置いて、太古の天空に思いをはせてみてはいかがだろうか。
開場限定わざカードをゲット
音声ガイドでわざカードをゲットしよう! テレビアニメ「古代王者 恐竜キング Dキッズアドベンチャー」(テレビ朝日系)の主人公が音声で会場を案内してくれる。主人公のリュウタ、親友のレックス、マルムと共に「アクト団」に捕まっている翼竜を助けていく物語になっている。翼竜の生態、進化、絶滅について楽しく学んでいくことができる。また、途中出されるクイズに正解し多くの翼竜を救い出すと会場限定の「古代王者 恐竜キング」わざカードがプレゼントされる。音声ガイド料金500円。


恐竜と共通の祖先から進化
◆翼竜とは 恐竜とほぼ同じ2億2000万年前~6550万年前(中生代の三畳紀~白亜紀末)の大空を支配した爬虫類。恐竜の共通の祖先から進化し、初めて空を飛んだ脊椎動物。CTスキャンによる脳の分析で、視覚による情報処理に優れ飛行中に獲物を見つけ捕獲する能力の高いことが分かっている。骨の内部はハチの巣のように小さな穴が開いたハニカム構造で軽量化され、自由な飛行で生活領域を広げて多様化した。1億5000万年余の間繁栄を続けたが、次第に大型化する。小さい翼竜の世界は徐々に鳥の世界に移行し、白亜紀末に他の多くの生物とともに絶滅した。史上最大の翼竜ケツァルコアトルスは「最期の翼竜」でもあった。翼竜は卵から生まれるとすぐに飛ぶことができ死ぬまで成長を続けたと言われる。早く成長することでケツァルコアトルスのように巨大化した。また、4足歩行だったことも分かっている。奇妙でぎこちなさそうだが、どこか愛嬌がある。
恐竜時代の空を支配
◆ケツァルコアトルス 翼開長約10メートル。白亜紀後期、北アメリカの内陸に生息。食べ物は死んだ恐竜の肉、飛びながら魚を捕獲の2説に、最近、現代のコウノトリのように沼や湖の浅瀬で哺乳類、トカゲ、カエル、魚、虫などの小動物を食べて暮らしていたという説も加えられた。体重70キロ。腕には飛ぶための大きな筋肉がついていて、主に滑空していたようだ。飛行速度は50~60キロ。
- 関連情報