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大阪桐蔭中田ゴジラに並ぶ60号/高校野球

2打席連発で高校通算60本塁打とした大阪桐蔭・中田翔
2打席連発で高校通算60本塁打とした大阪桐蔭・中田翔

<高校野球秋季大阪府予選:大阪桐蔭11-1精華>◇2回戦◇17日◇精華

 怪物がゴジラに並んだ! 大阪桐蔭の中田翔投手(2年)が17日、大阪・堺市の精華グラウンドで行われた秋季大阪府予選2回戦で2打席連続アーチを放ち、高校通算60本塁打の大台に乗せた。ヤンキース松井秀喜(32)の高校通算に2年生で早くも追いつくハイペース。西武大島の持つ86本の高校記録更新も夢ではない。駒大苫小牧、横浜と強豪が相次いで早期敗退。怪物スラッガーが来春センバツの主役の座を狙う。

 「ゴジラ弾」は空の彼方に消えた。2者連続アーチの後を受けて、中田が打席に立った。5回裏1死。内角高めの直球を完ぺきに捕らえると、打球は左翼へ大きな放物線を描いた。小高い丘の上にある精華グラウンド。両翼90メートルと狭いが、球場の器など関係なしの飛距離だった。「いい感じでバットが出た。自分の形で打てた」。白球は斜面の木々を軽く越えていった。

 4回にはセンター右へ逆転の2ランを放っていた。秋の大阪府予選はこれで2戦3発。先週末の練習試合の1本も含め、高校通算本塁打は60本の大台に乗った。ヤンキース松井の星稜時代の3年間の数字に、2年秋で早くも並んだ。「そんなレベルじゃないですよ。僕は打ち損じた当たりが多い。松井さんは完ぺきに打ったホームランが多いと思う」と謙そんした。

 それでも偉大なスラッガーたちの存在は意識している。チームメートに、こんなゲキを受けた。「清原さんは公式戦のホームランが多かったみたいやで。お前とはレベルが違うなあ」。通算64本のオリックス清原に“質”でも近づきたい。練習試合だけでなく、いかに真剣勝負で結果を残すか。「公式戦で打つのが4番」と中田は肝に銘じている。この夏、秋の公式戦で9本目だ。

 西武大島がもつ86本の高校記録更新も十分に可能だ。今年の甲子園を沸かせた駒大苫小牧、横浜が早期敗退で来春のセンバツ出場が絶望的。新時代の怪物が主役への道をひた走る。【田口真一郎】

[2006年9月18日9時41分 紙面から]


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