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佑ちゃんパニック!将棋倒し/兵庫国体

 「祐ちゃんパニック」が発生した。9月30日に開幕した兵庫国体の高校野球硬式の開始式で、入場整理券を求めて並んでいた女性数人が転倒し、軽傷を負った。日本高野連と高砂市国体実行委員会は30日、斎藤佑樹投手が所属する早実(東京)の初戦(京都・福知山成美戦)に備えて警備体制を強化するなど対応に追われた。初日は夏の甲子園準Vで大会2連覇を目指す駒大苫小牧(北海道)が、高校生ドラフトで楽天1巡目指名の田中将大の力投で今治西(愛媛)に5-0の完封勝利。八重山商工(沖縄)もロッテ1巡目指名の大嶺祐太が完封劇、静岡商とともに8強に進出した。

 高砂市野球場で「祐ちゃんパニック」が発生した。午前8時の開始式に早実・斎藤らを見ようとファンが殺到。入場整理券を求め、約1200人が徹夜で並ぶ異常人気となり、大会本部の予想を超える人数に膨れあがった。

 午前4時10分ころに、発券待ちの行列で転倒事故が発生。警備員の誘導に従い前へ詰めて整列していた際に、女性客ら5、6人が後ろから押されて転倒し、擦り傷や打撲などの軽傷を負った。その後もファンは増え、大会本部は予定より20分早い同6時40分に発券を開始。同8時の開始式には約4500人のファンが観客席を埋めた。

 1日は、いよいよ早実が登場する。大会初日の9月30日の総入場者数は約8500人。早実の登場と日曜日が重なることで、それ以上の人出が予想される。整理券を求める徹夜組は、30日午後5時時点で約500人を数えた。転倒事故を受けた大会本部は、夜間警備体制を強化、9人から51人に増員を決定。夜間照明も設置する。大会本部に詰める高砂市の原明範助役は「徹夜は500人ぐらと思っていた。フィーバーぶりをとらえきれなかったことを反省したい」と話した。

 開始式の入場行進で、斎藤はひときわ大きな歓声を受けた。「佑ちゃんフィーバー」が再燃する中で、高校最後のマウンドに上がる。【古川真弥】

[2006年10月1日9時38分 紙面から]


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