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井川秘球解禁!日本時代の松井斬りボール

ブルペンでギドリーコーチ(右)から直接指導される井川(撮影・加藤哉)
ブルペンでギドリーコーチ(右)から直接指導される井川(撮影・加藤哉)

 【タンパ(米フロリダ州)18日(日本時間19日)=片山善弘】ヤンキース井川慶投手(27)が「松井斬りボール」を解禁する。4度目のオープン戦となる明日20日のフィリーズ戦のテーマは、チェンジアップの多投に絞った。日本時代、現ヤンキースの松井ら限られた左の強打者にしか投げなかったという、インコース膝元に沈む「秘球」の有効性も確認する。

 「(球数制限75~80球の)前半は、真っすぐでいって、リズムがよくなったらチェンジアップを多く試したい」。20日の登板を前にブルペンで42球の調整。直球とチェンジアップ、両球種のフォームに違いがないように入念に確かめた。さらにフォロースルーを大きく取るようギドリー投手コーチから指導され、精度もアップした。

 日本時代、左打者に内角低めのチェンジアップを投げることは、ほとんどなかった。01、02年、巨人時代の松井への決め球に使ったぐらい。だが今後のメジャーでの使用の可能性について井川は「左の1発のある打者にはいろいろ考えています」と話した。

 フィリーズには、昨季ナ・リーグ2冠王、ライアン・ハワード内野手(27)や200安打したチェイス・アトリー内野手(28)ら左の強打者が多い。左投手でありながら左打者の対戦成績が悪い井川にとっては、対左対策を試す格好のラインナップだ。

 最終的には4月開幕の公式戦のローテーションから逆算して決定するため、井川は20日以降の登板日を告げられていない。現状先発4番手だが、5番手に回る可能性もゼロではない。結果を必要とされる大事なマウンドで最大の武器「宝刀」をフル活用する。

[2007年3月20日9時58分 紙面から]

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