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大阪桐蔭中田が84号、頂点へあと「2」

1回裏2死二塁、大阪桐蔭の中田は左中間に2点本塁打を放つ(撮影・渦原淳)
1回裏2死二塁、大阪桐蔭の中田は左中間に2点本塁打を放つ(撮影・渦原淳)

 大阪桐蔭の中田翔投手(3年)が17日にも高校生アーチストの頂点に並び立つ。16日に三重県高野連などが主催する招待試合「くまのベースボールフェスタ」(三重県熊野市)に参加。木本(三重)戦の初回に高校通算84号となる先制2ランを左中間に運んだ。17日にも2試合を予定。西武大島(埼玉栄)が記録した86本の高校通算本塁打に到達する可能性は高い。

 悪条件でも満点の解答を出す。それが怪物だ。会場の「くまのスタジアム」は両翼100メートルと器が大きく、さらに海からの逆風が吹いていた。打ち上げれば、押し戻される。「上から叩きつけよう」。中田はひるまない。初回の打席で真ん中直球を強振。風の影響を受けない低い弾道で左中間最深部まで飛ばした。「詰まったけど、入ると思った」。相手の先発は苦手とする右下手の変則投手。100キロ前後の遅い球にきっちりとタイミングを合わせた。

 最後の夏に向け、曇りはない。この日は2試合で9打数3安打。今年に入り、24試合で打率4割2分、16本塁打と驚異的な数字をキープしている。木本戦の前にはオリックス・ローズの打撃フォームを真似て、同僚を喜ばせた。パ・リーグで22本塁打を放つアーチストにあやかり、結果を残した。「左足を上げた状態で待てるようになった」。投手との間合いが取れ、安定感が増した。「86本? 早く行きたいですね」。夏の大阪大会はチームの勝利に集中するため、1日も早くクリアする気持ちでいる。【田口真一郎】

[2007年6月17日10時24分 紙面から]

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