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イチローが検査で渡米の清原にエール

 【シアトル(ワシントン州)25日(日本時間26日)=鈴木忠平、木崎英夫通信員】マリナーズ・イチロー外野手(33)が、左ひざを精密検査するため渡米した、オリックス清原和博内野手(39)にエールを送った。06年に親交が始まり、いっしょに自主トレを行なうなど特別な存在。言葉には熱い思いが込められていた。この日、行われたレッドソックス戦は、4打数無安打に終わり、連続試合安打は「19」でストップした。

 イチローの表情が曇った。日本時間の25日、清原が左ひざ精密検査のため渡米したと聞くと「そうですか。こっちに来るとは聞いていたけど…」と眉間にしわを寄せた。「ふーっ」と深い息をつくと、首を左右に振った。

 まるで自分のことのように落ち込んでいた。気を取り直すと、同じアメリカの土を踏んでいる清原へエールを発信した。

 「でも(復活するためには)可能性がそれ(渡米)しかないんだったね。それで負けるわけにはいかないでしょ。清原さんも。それであきらめちゃったら、終わっちゃうからね」。

 真剣な表情で発せられたイチローのメッセージ。短い言葉に込められた思いは間違いなく「清原さん、あきらめないで!」だった。

 清原との親交は06年1月に始まった。故・仰木彬元オリックス監督(享年70)をしのぶ「お別れの会」の前日、神戸市内で会食した。ちょうど清原がオリックスに移籍した直後。恩師が引き合わせてくれた。その後、清原が会食のお礼として「WBCの調整のため」とオリックス宮古島キャンプに誘ってくれた。

 今年1月には今度はイチローから声をかけて、神戸で合同自主トレを行なった。3月に清原が左ひざを手術した際には3度も国際電話を入れた。手術後はリハビリをする清原を励ますためにTシャツや、短パンを送った。

 日本球界を代表するスターとしてお互いに認め合い、励まし合ってきた。そして今度もまた窮地に立たされた清原にイチローがパワーを送った。

[2007年6月27日10時19分 紙面から]

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