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金光植松“死の組”望むところ/夏の甲子園

- 笑顔でお互いの健闘を誓い合う左から報徳の近田 金光大阪の植松、京都外大西の本田の3投手(撮影・山岸満)
<全国高校野球選手権:抽選会>◇5日◇大阪市フェスティバルホール
第89回全国高校野球選手権大会(8日から15日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が5日、大阪市のフェスティバルホールで行われ、初出場の金光大阪は激戦区に入った。05年センバツ準優勝の神村学園(鹿児島)が初戦の相手で、帝京(東東京)、仙台育英(宮城)、智弁和歌山など強豪が同じゾーンにそろった。
これも大阪代表の宿命か。金光大阪にいきなりの試練だ。初戦の神村学園をはじめ、帝京や智弁和歌山など甲子園で決勝進出経験のある4校が同じゾーンに入った。大阪勢にとって、04年から4年連続の「死の組」だ。それでもエース植松優友(まさとも=3年)は不敵な笑みを浮かべた。「やってみたいところばかり。激戦区の気がする…。まずは初戦突破して、波に乗っていきたい」。
強豪はむしろ歓迎だ。植松は怪物中田を最大のライバルとし、大きく成長した。通算13打数無安打に抑え、甲子園切符をゲット。帝京・大田や仙台育英・佐藤ら同じドラフト上位候補の好投手が次のターゲットになる。「いい投手と投げられるのは、うれしい。やるからには優勝を目指すし、優勝したら、ナンバーワンの投手になると思う」。初の全国舞台で、世代最高の投手に躍り出る。
大阪大会終了直後は、疲労回復に努めたが、3日から投球練習を再開。4日には球数を100球に増やした。このブルペンの姿は横井一裕監督(32)をうならせたものだった。「絶好調で、まるで別の投手が投げているようだった。大阪桐蔭への思いがエネルギーになった」。疲労の心配は不要。それどころか、大阪大会以上の快投を期待している。
チームは01年センバツに出場したが、明徳義塾との初戦で敗れた。甲子園初勝利と激戦区突破にかかる左腕のウエートは大きい。「甲子園でも強気に攻めて、三振を狙う。2ケタは取りたい」。怪物キラーから、さらにグレードアップする瞬間が間もなくやってくる。【田口真一郎】
[2007年8月6日9時57分 紙面から]
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