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梨田氏に日本ハム監督、近日中正式要請へ

- 日本ハムの来季新監督に就任が決定的であることが明らかになった梨田昌孝氏
日本ハムが来季新監督として梨田昌孝氏(54=日刊スポーツ評論家)を招へいする方針を固めたことが8日、明らかになった。近鉄監督時代に優勝経験を持つ梨田氏の卓越した野球理論、育成法など、その手腕を高く評価。近く正式要請を行う。パ・リーグ連覇を遂げながら辞任するトレイ・ヒルマン監督(44)の後任候補がようやく固まった。
5年に渡る長期政権となったヒルマン監督の後任として、日本ハムは梨田氏の招へいを決めた。複数の候補者の中から一本化。近日中に正式要請を行う方針を固めた。
球団はここまで慎重に人選を進めてきた。9月8日にヒルマン監督が今季限りでの辞任を発表。同監督は球団側へ、そのちょうど1カ月前の8月8日に辞意を伝えていた。球団は慰留すると同時に、後任監督のリストアップ作業を開始。約2カ月間に渡って慎重な調査を進めてきた。検討を重ねた末、来季は3連覇のかかるシーズンともなり、結果を求められるだけでなく、精神的負担も多いことから、豊富な経験を持つ人材が適任と判断。ここにきて複数の候補の中から経験豊富な梨田氏に絞った。
梨田氏の04年までの近鉄での5年間の監督経験をはじめ、指導者としてのキャリアを評価した。同氏は捕手出身で卓越した野球観を持ち、監督就任2年目の01年には中村紀(現中日)ローズ(現オリックス)を看板にした「いてまえ打線」で12年ぶりリーグ優勝に導いた。若手指導にも定評があり、スカウティングと並び日本ハムの2本柱の1つである育成も任せられるとみている。日本ハムはパ・リーグを連覇したとはいえ、来季も若手野手の底上げが課題となる。発展途上にあるチーム状況も考慮して、白羽の矢を立てた。
野球に対しての真摯(しんし)な姿勢が、球界内で評価が高い点も決め手になった。日本ハムは04年の本拠地北海道移転を機に球団を改革。メジャー流のGM制を取り入れるなど、組織の強化を図っている。梨田氏は04年に近鉄が合併で消滅後、評論家として活動。その間、何度か渡米し、大リーグを勉強する一方で、国内のプロ野球でも各球場に積極的に足を運び、精力的な取材を重ねた。
大社オーナーはかねて「これまでのやり方を継承してくれる人」と後任の条件を話しており、ヒルマン監督が積み重ねてきた野球を、梨田氏が引き継いでくれる資質を持ち合わせていると判断。すでに水面下での周辺調査は終えており、梨田氏サイドの意向も踏まえた上で、近く正式要請を行う。
[2007年10月9日9時31分 紙面から]
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