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中田3番サード!2・10虎投とガチンコ

卒業式の終了間際になって、感極まって涙を流す日本ハム中田(撮影・長島一浩)
卒業式の終了間際になって、感極まって涙を流す日本ハム中田(撮影・長島一浩)

 3番サード、中田翔! 日本ハム梨田昌孝監督(54)が26日、千葉・鎌ケ谷でのスタッフ会議に出席。怪物ルーキー中田翔(18=大阪桐蔭)に関し、初の対外試合となる2月10日の阪神との練習試合(名護)は先発サード、打順も3番を確約した。その中田はこの日、卒業式で号泣。高校時代を過ごした仲間から胴上げされ「『あいつ、プロでもやりよったな』って言われる活躍をして、認めてもらいたい」とプロへの思いを新たにした。

 怪物ルーキープロ初の対外試合は、クリーンアップデビューだ。この日、梨田監督が2・10阪神戦での中田の起用について「3番サード」を確約した。「いろいろな経験をする方が、これからのためにいい時もある」。初実戦となる2月7日の紅白戦も「4番」が濃厚。高校通算87本塁打の素質をさらに伸ばすため、重圧のかかる打線の中軸で経験を積ませる狙いだ。

 山田GMも「おそらく壁に何度もぶつかる。その中で結果を出していけばいい」と最初は打ちのめされることを予測する。プロの投手に泣かされて伸びろ!

 その前に怪物は濃密な高校時代を過ごした大阪桐蔭で号泣した。「(同級生の)3年生が退場していくのを見て悲しいと思いました。こいつらの顔をもう見なくなるんだな、ここには戻ってこないんだなと思って…」。野球以外で人生初めて人前で見せる涙は、中身の詰まった高校3年間であることの証しだった。

 「初めのころはジコチュー(自己中心的)で、1人で野球をやっていた」と、大阪桐蔭に入学した3年前を振り返る。しかし、先輩や仲間と過ごすうちにチームの大切さを学んだ。西谷浩一監督(38)は「周りを思いやれるようになった。自分が打てないときでもチームを支えてくれた」と目を細める。最後の夏の大会は、股(こ)関節を痛めて、大阪府大会での敗退。「自分の力不足で甲子園に行かせることができなかったのが一番悔しい」。高校生活唯一の心残りだ。

 だが、チームメートにはその思いがしっかりと伝わっている。卒業式会場を出ると、すぐに野球部員が中心となって中田を取り囲んだ。巨体が3度宙を舞った。「突然だったけど、余計にうれしかった」。仲間からの胴上げというサプライズ。恩返しのために、野球部へはピッチングマシンの寄贈を計画している。「まだ(具体的に)考えてないけど、使えるものがいい。マシンですかね。少し古くなってきているので」とも話した。

 2月1日のキャンプインはもう目の前。「プロにふさわしい人間になりたい」。高校の門をくぐり抜け、プロの投手と対峙する楽しみが近づいてきた。

[2008年1月27日9時45分 紙面から]

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