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スーパーネットSC関西制覇/フジパン杯

<主催>関西サッカー協会、日刊スポーツ新聞社<主管>大阪府サッカー協会<後援>朝日新聞社、朝日放送<協賛>フジパングループ

 スポーツネットSC(大阪)が劇的勝利で初出場初優勝を飾った。和光FC(大阪)との決勝(20分ハーフ)は、試合終了間際の後半19分にFW中野裕太(5年)が芸術ループ弾を決めて1-0。技術の高さを見せつけ、創設6年目で関西王座に就いた。大会の模様は4月6日午前9時58分から同10時53分まで、ABCテレビで放送される。

 スポーツネットSCが劇的勝利で栄冠をつかんだ。0-0の後半19分。延長突入直前でFW中野が熱戦にけりをつけた。ふわりと浮かせたループ弾がGKの頭上を越え、ネットを揺らした。「キーパーが出てきてるかなと思って打った。狙い通りです」。初出場で勝ち取った優勝カップを手に、中野が満面の笑みを見せた。

 チーム全体が高い技術を見せつけての関西制覇だ。守備では的確な位置取りで味方をカバーし、攻撃では細かいパス交換で試合を支配した。随所で小気味よいドリブル突破を繰り出し、敵陣を切り裂いた。「個人で何ができるかが勝負。戦術は何も教えてない」と西原在祐監督(42)。試合中も指示を出さず、じっと構えた。自由を与えられた選手たちは伸び伸びと動き回った。

 01年10月のチーム創設当時は部員わずかに11人。初めて挑んだ同年のフジパンCUPは、大阪予選初戦で0-12と惨敗した。雨まで降ってきて「涙が出てきましたよ」と西原監督。それでも指導法は変えなかった。2時間の練習ではサンバの音色を流し、ロナウジーニョの映像を見せて「まねしてみよう」と要求することもある。土壇場で決まった中野のループ弾も、自由な発想の産物。「自分たちでやらせてもらってるのでやりやすい」と中野もうなずいた。

 「やるからには大阪で一番になろうと言っていたのに関西で一番になれた。すごいことです」と西原監督も選手の頑張りに驚いた。創設6年目で咲かせた大輪の花。名門チームに向け、大きな1歩を踏み出した。【北村泰彦】

 ◆スポーツネットSC 「スポーツネットプロスキースクール」を経営する西原在祐氏が01年10月に創設。運営母体はNPO法人スポーツネット。幼稚園から小学6年までの一貫指導で、大阪市住吉区を拠点に活動している。昨年のフジパンCUPは大阪予選でベスト16。部員数は約260人。

[2007年3月30日10時39分 紙面から]

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