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涼太「85」初スランプ最下位/男子ゴルフ

<男子ゴルフ:マンシングウェアオープンKSB杯>◇初日◇18日◇岡山・東児が丘マリンヒルズGC(7051ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)◇観衆3113人

 天才少年・伊藤涼太(15=福井工大付福井高1年)が、ゴルフ人生初の「スランプ」に陥った。ショットが乱れて4ダブルボギーなど、13オーバーの85と大崩れ。最下位143位となり、昨年日本オープンから9戦連続予選落ちのピンチに陥った。伊藤と初ラウンドした杉原輝雄(68)も80と「ブービー」142位。野上貴夫(34)が8アンダーで首位に立った。

 納得いかないショットに、伊藤の目線は下がるばかりだった。3番は「目玉」のバンカーショットが出ない。5番と10番はドライバーを左へOB。16番はアプローチミス。4ホールのダブルボギーが響いて85。まさかの最下位スタートだ。「インパクトがずれてるんで、どっちに行くか分からない。直すのは時間がかかると思うけど、来週も試合だし、どうしようもないです」。小6でツアー初出場した02年東海クラシック初日の86に大たたきだった。

 初のスランプだ。伸び盛りの「体」と「クラブ」のミスマッチが要因の一つ。オフは横田真一らとの合宿で下半身を強化した。上半身とのバランスが崩れたのか「クラブが振り遅れる」と言う。筋力アップに合わせてドライバーやアイアンに2グラムの重りを張って調整するが、微妙なズレは修正できない。昨夜からの37度の発熱も響いた。

 この日、初めて同組で回った68歳の杉原は「トップで力みすぎ。切り返しに余裕がない」と指摘した上で「飛距離が出るし楽しみな選手」と話した。天才が経験する初の試練。15歳の伊藤はすべてを糧にするため、乗り越えるしかない。【木村有三】

[2006年5月19日9時52分 紙面から]


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