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39歳伊藤真一が最年長V/鈴鹿8耐

<オートバイ:鈴鹿8時間耐久ロードレース>◇最終日◇決勝◇30日◇三重・鈴鹿サーキット(1周5・821キロ)◇出走70台、完走53台◇晴れ、気温30度(午後3時)◇観衆7万3000人

 ホンダプライベートチームの伊藤真一(39)が史上最年長優勝を飾った。結成4年目の辻村猛(32)と1番グリッドで発進。214周を独走で駆け抜け、ポール・トゥー・ウインを実現させた。伊藤はホンダワークス(メーカー直属)チーム時代の98年以来8年ぶり3度目の優勝で、39歳235日での頂点は、03年の生見友希雄の37歳138日の最年長記録を大幅に更新した。辻村は初優勝。メーカー別の争いでは、ホンダ勢が10年連続21度目の優勝。2位はホンダの小西、安田組が入った。

 鈴鹿の夜空に打ち上げられた祝福の花火に、伊藤は言葉を詰まらせた。「夢みたい。ほんと実感がないです」。39歳と235日で従来の最年長優勝記録を2年以上も更新。パートナーの辻村とともに、表彰台の上で抱き合って喜んだ。

 8耐出場の進退をかけた一戦だった。過去3年はポールポジション(PP)を獲得しながら、マシントラブルなどで3位、リタイア、14位と不本意な成績が続いた。単独記録の4年連続6度目のPPとなった今回は「これで勝てなければ、来年は出ても意味がない」と決意。スタート直後こそ先頭を譲ったが、11周目にトップを奪取すると、ノーミスを貫いた。8時間で7キロ以上の体重が落ちる過酷なレースを辻村と独走した。

 「ラップタイムを安定させることだけ気にした。ホッとしたね。来年? (12月で)40歳ですから。でも、いけるところまでいきますよ」と伊藤。8耐初出場は21歳の88年。ホンダワークスのエースとして98年は2連覇を飾った。この4年はプライベーターとして、資金など限られた環境で打倒ワークスを誓い、ついに現実にした。

 生涯をオートバイに捧げる39歳の大ベテランの青春は、まだまだ続く。【横田和幸】

[2006年7月31日10時29分 紙面から]


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