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福嶋「新兵器」で1差3位/女子ゴルフ

<女子ゴルフ:マスターズGCレディース>◇2日目◇21日◇兵庫・マスターズGC(6510ヤード、パー72)◇賞金総額1億2300万円(優勝2214万円)

 福嶋晃子(33=NEC)が「新兵器効果」で首位と1打差3位に浮上した。女子プロでは珍しく15年以上も愛用していた2番アイアン(2I)に替えて、楽に球が上がるユーティリティークラブを採用。易しい新兵器が奏功して71をマークし、通算3アンダーとした。4アンダーの首位には連覇を狙うポーラ・クリーマー(20=米国)と飯島茜(23)が並んでいる。

 クラブ選択に迷いはなかった。スタートの1番パー5。福嶋は残り235ヤードの第2打で、ユーティリティーの2番(U2)を手にすると、豪快に振り抜きグリーンそばのラフまで運んだ。きっちり寄せてバーディー発進。この日は新兵器効果で気持ち良く71をマークし、優勝戦線に浮上してきた。

 福嶋「今まで2番アイアン(210ヤード)と3番ウッド(240~250ヤード)の間の距離を打つクラブがなかった。でもU2は230ヤードが打てる。球も上がって、易しいし。今までと違う感じのゴルフができる」。

 2Iは男子プロでも扱うのが難しく「敬遠」するクラブだが、男子顔負けのパワーヒッターの福嶋は高校生のころから愛用してきた。99~04年に参戦した米ツアーで一時5番ウッドを使用していた時期もあったが、日本に戻ってからはやはり2Iを手にしてきた。だが、最近になってマルマンとのクラブ使用契約が事実上解消。4週前の日本女子オープン時に各社のクラブをかき集め、見つけ出したのがテーラーメイド社のU2(ロフト角16度)とU3(同19度)。早速、2Iと3Iに替えて導入した。

 33歳になった今でも、飛距離は女子トップクラス。だが、ロングアイアンへの「こだわり」はなかった。「新鮮でしたね。(ドライバーと3番ウッドを含めて)ヘッドカバーが4つあるなんて、私のゴルフ人生でなかった。これで、みんなと一緒だって思った」。硬くて止まりづらい最近のツアーのグリーンに楽に対応できたのもうれしかった。

 「もう楽を覚えちゃった。こんなにいい物があったんだって」。進化する道具を使いこなし勝利に結びつける能力も、現在のツアーでは不可欠。福嶋も新境地を開いた。「チャンスは大ありですね」。1打差3位からの逆転Vへ、笑った顔に自信が漂った。【木村有三】

[2006年10月22日9時48分 紙面から]

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