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織田が高得点で首位発進/フィギュア

<フィギュアスケート:スケートアメリカ>◇GPシリーズ第1戦◇初日◇26日(日本時間27日)◇米コネティカット州ハートフォード

 男子ショートプログラム(SP)で昨季の世界選手権4位の織田信成(19=関大)が、国際大会史上2位となる81・80点の高得点をマークし首位発進した。2位で73・80点のプロベール(フランス)に8点の大差をつけた。南里康晴(中村学園大)は49・20点で12人中、最下位と出遅れた。アイスダンスの規定でトリノ五輪代表の渡辺心、木戸章之(新横浜プリンスク)が29・79点で6位、ペアのSPでは井上怜奈、ボルドウィン組(米国)が首位に立った。

 ムーディーなジャズに乗り、氷上で楽しげに舞った。高速スピンで最後を締めくくった織田は、米国のファンから大歓声を浴びた。得点は国際大会史上2位の81・80点。「自己最高はうれしい。(序盤の)3回転半を跳べて波に乗れた」と満面の笑みを浮かべた。

 「脱子供」をテーマにフランク・シナトラの名曲「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を選曲。髪型もオールバックにして中盤に3回転ルッツ、3回転トーループも鮮やかに決めた。細かなミスが採点に影響するSPは、これまでは慎重に滑ることが多かったが、「安全策で演技すると躍動感がなくなる」という考えで、のびのびとした演技を見せた。

 昨年12月の全日本選手権の悲劇を乗り越えた。1位で演技を終えてトリノ五輪の切符を手中にしかけたが、まさかの採点ミスで2位降格。天国から地獄にたたき落とされた。だが、その経験で、精神的なたくましさを手に入れた。

 苦手のステップでレベル3、得意のスピンは最高難度のレベル4を2つも出し、表現力を示す5項目は高得点の7点台。「(3月の)世界選手権4位は自信になったけど、重圧も感じて夏場は練習した。フリーもうまくすべりたい」。努力の成果を海外GP初優勝という結果につなげ、10年バンクーバー五輪へ前進する。

[2006年10月28日11時46分 紙面から]


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