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福士今季初1万mで逆転V2/陸上

<陸上:関西実業団選手権>◇初日◇18日◇兵庫・尼崎市記念公園陸上競技場

 日本長距離界のエース福士加代子(25=ワコール)が、今季初の1万メートルで好発進した。タイムは自己記録に2分以上及ばなかったが、33分11秒63で2年連続3度目の優勝を飾った。ラスト1周で猛スパートし、2番手からトップに浮上。18日課題に挙げていた「最後の勝負どころ」を克服した。4月には初のエチオピア合宿に挑戦したばかり。8月の大阪世界選手権に向け、順調に仕上がってきた。

 2番手だった福士が、ラスト1周の鐘の音と同時に飛び出した。大越(ダイハツ)を一気に6秒近く引き離した。青写真どおりのレース展開で、大会2連覇を飾った。

 「最後まで前に出ないと決めてました。ラスト1周にかけていた」。この日の目安は「ラスト1周を65秒」。わずかにクリアできなかったが、永山監督は「僕の時計では最後は65秒12。指示どおりのレースで合格点」と評価した。

 4月には3週間、初のエチオピア合宿を敢行した。05年世界選手権1万メートル優勝のディババら、世界トップクラスの同国代表チーム約60人と合同練習を積んだ。帰国からまだ3週間。「胸が筋肉痛」といい、針治療を施すなど決して万全ではないが「調子はいい感じ」。内容には手ごたえをつかんだ様子だ。

 世界選手権までに、順位を左右するラスト1周で63秒を切るのが最終目標だ。「途中までどんなペースでも、最後は63秒を目安にしたい。ここ2、3回の世界陸上の最後(1周は)は61~62秒で走っている」と永山監督。福士も「60秒前半でいければ」と力を込めた。大阪での上位躍進のために、福士が進化を続ける。【大池和幸】

[2007年5月19日9時48分 紙面から]

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