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400リレー日本新で決勝/世界陸上

男子400 メートル リレー1次予選 日本新記録で決勝進出を決め笑顔で手を振る(左上から)末続、朝原、高平、塚原(撮影・浅見桂子)
男子400 メートル リレー1次予選 日本新記録で決勝進出を決め笑顔で手を振る(左上から)末続、朝原、高平、塚原(撮影・浅見桂子)

<世界陸上:男子400メートルリレー予選>◇7日目◇8月31日◇大阪・長居陸上競技場

 男子400メートルリレー予選2組で、日本が日本(アジア)新記録となる38秒21で2組3着となり、1日の決勝に4大会連続で進んだ。レースでは米国、ジャマイカに続く3着で全体でも3番目の好タイム。従来の記録は97年アテネ大会、00年シドニー五輪の38秒31だった。今大会での日本新は初めてで、不振を極める日本代表のために、末続慎吾(27)、朝原宣治(35)ら4人が悲願の表彰台へ一丸となる。

 アンカーの朝原が、ジャマイカの世界記録保持者パウエルの背中を追いかけて、ゴールに飛び込んだ。電光掲示板を見上げると、アジア新記録の表示。塚原、末続、高平が駆け寄ってきた。今大会初の日本記録誕生に会場が沸いた。

 1走の塚原が好スタートを切り、末続、高平が追い風に乗って加速した。朝原は「バトンパスで(距離が)詰まってしまった」と振り返ったが、細かいミスはそれぐらい。猛暑も緩んだ中で、全体でも3番目の好タイムだった。

 決勝はメンバーを代える2強に歯が立たないとはいえ、同じ走りができれば銅メダル。悲願のメダルが視界に入る。朝原は10年前のアジア記録、7年前のタイ記録を出したシドニー五輪、メダルにあと1歩だったアテネ五輪(4位)でもアンカーを務めた。05年大会は痛恨のバトンミスで8位。「集大成の大阪でメダルが欲しい。決勝は脚がちぎれても走る。タイムももっと出る」。夢へ大きく前進した。

 敗北ムードの日本選手団にとっても、救世主の種目になる。末続は「苦しい戦いが続いているが、絶対にあきらめない。僕らには最後の種目だから」と決勝のレースを見据えた。男子200メートルでは、けいれんを起こして2次予選敗退。短距離陣のエースは屈辱にまみれた。日本の不振を呼び込んだ責任も感じて、雪辱に燃える。「もう大丈夫です」と復活を宣言した。日本はこれまでの代表合宿で、バトン練習を徹底して行い、ミスの少ないアンダーハンドパスを磨いてきた。悲願のメダル、起死回生の表彰台で開催国の意地を示す。

[2007年9月1日11時54分 紙面から]

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