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土佐、北京メダルへ“頑張り過ぎない”

 北京五輪女子マラソン代表に内定した土佐礼子(31=三井住友海上)に、早くも3つの「メダル獲得プラン」の青写真が完成した。大阪世界選手権で銅メダルを獲得した土佐は一夜明けた3日、大阪市内で会見。今後は年内の駅伝でチームに貢献するが、鈴木秀夫監督(55)は故障防止のために過度の練習を避けるようセーブ指令を出した。来年3月の北京コース下見、合宿地から北京への直行と、04年アテネ五輪(5位)で逃したメダル獲得のプランが早くも固まった。

 激走から一夜明けた。土佐は「睡眠不足で頭がフラフラですが、実感がジワジワとわいてきました」と笑った。銅メダルと北京五輪の内定決定。前回のアテネ五輪出場時は3月の名古屋国際優勝で滑り込んだため、約5カ月間の準備期間では足りなかったが、今回は約1年とたっぷり余裕がある。

 ただし、土佐は驚異の粘りを発揮するレース同様、練習でも頑張りすぎて故障することが多い。それを憂慮してか鈴木監督は「やりすぎは絶対ダメ。無理はさせられない」と真顔で話した。せっかくの早期内定を棒に振ってしまわないためにも、土佐のオーバーワーク、故障防止に目を光らせる。そして2人で相談した上で、早くも北京五輪までのプランを固めた。

 ◆駅伝 年内は「駅伝でチームに貢献したい」と話す東日本実業団(11月3日)全日本実業団(12月16日)に出場する予定。この日から2週間、夫の村井啓一氏と松山市の新居で休養。10月8日から約3週間、中国・昆明でチームと駅伝練習の合宿を張る。

 ◆北京視察 冬季を避け、来年3月にも北京のマラソンコースを視察する。鈴木監督は「道路がコンクリートで硬いし、情報を集めておきたい」。大阪で暑さに強いことをあらためて証明した土佐が、今度はコースの特徴をインプットする。

 ◆直前合宿 8年以上合宿を続けている昆明で7~8月に高地合宿を行い、直接北京入りする。土佐は「昆明では、油など食べ物に注意していないと、すぐおなかにくる。夏場は特に体調管理に気をつけたい」と話している。

 鈴木監督は「夫婦の子づくり計画も北京後」と“指令”。アテネで得られなかった五輪メダルを勝ち取るため、万全を期す。【佐藤智徳】

[2007年9月4日9時51分 紙面から]

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