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アサヒ飲料0-20、初戦敗退/アメフト

第4Q、アサヒ飲料RB杉山(下)にタックルで止めるオンワードLB水戸部(撮影・河南真一)
第4Q、アサヒ飲料RB杉山(下)にタックルで止めるオンワードLB水戸部(撮影・河南真一)

<アメリカンフットボール・Xリーグ ファイナル6:オンワードスカイラークス20-0アサヒ飲料>◇18日◇長居球技場◇観衆2303人◇日刊スポーツ新聞社主催

 キャプテン河口の挑戦が終わった。2年ぶりのファイナル6に進出したアサヒ飲料が、昨季覇者オンワードスカイラークスに0-20で完敗した。3点を追う第4Q開始直後、ミスから崩れて1回戦で敗退した。今季は初めて主将を務めたLB河口正史(34)がチーム改革に着手したが、目標に掲げた日本一に遠く及ばず辞任を明言。名門復活へ、新たな体制づくりから再出発する。

 河口は、潔く完敗を認めた。「自力の差です」。昨季王者オンワードスカイラークスに第3Qまで0-3。粘り強く逆転機を狙う展開だったが、第4Qにミスから突き放された。「前半、相手がなめてきたのに、そこをつけ込めなかった」。百戦錬磨のベテランは冷静に敗因を見つけていた。

 志半ばでキャプテン河口の挑戦も終わった。00年に日本一になった名門が昨季、8年続いたファイナル6進出を逃した。崩壊寸前のチームを救ったのは河口が全員に送った「次はやるぞ」のメールだった。「プレーできたらそれでいい」と断り続けた主将を志願。自分本位から、チームを何より優先した。目指したのは「闘う集団」。ケガを恐れて避けてきたタックル、ブロックは練習からチーム全員が全力でやった。

 昨季と変身した河口の姿勢が、チームも変えた。エリート集団が泥にまみれ、まとまりという力を武器にした。それでも西地区2位、ファイナル6初戦敗退…。河口は試合後、自らにけじめをつけた。「もう主将は絶対にやらない。自分にはそのスキルがない」。目標が頂点だったがゆえに、引責辞任する決意。河口が築いた土台は、それでも崩れることはない。アサヒ飲料の頂点への挑戦は続く。【西尾雅治】

[2007年11月19日9時59分 紙面から]

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