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大毅KO「シャ~コラ」虎舞竜ロード熱唱
<プロボクシングスーパーフライ級8回戦>◇20日◇横浜文化体育館
「浪速の弁慶」亀田大毅(17=協栄)が、プロ5戦目を豪快な1回KO勝利で飾った。試合開始と同時に左ボディー、フックでインドネシア・フライ級王者ウィド・パエス(27)を圧倒。左フックで計2度のダウンを奪って1回1分45秒、KO勝ちした。試合後には公約通り計2曲を熱唱。また次戦のプロ6戦目も、来月25~28日に都内で行われるWBA総会イベントとして同27日、東京・後楽園ホールで行われることが内定した。
左拳を握った。開始のゴング直後、大毅がパエスに迫った。力強く握るほど、拳は破壊力を増す。強烈な左フック、ボディーでインドネシア王者の体はよじれた。ロープ際に追い込み、左フックでダウン。立ち上がるパエスに再び左フックを打ち抜いた。レフェリーの10カウントを聞くまでもなく、コーナーに上りガッツポーズを繰り返した。105秒KO勝ち。「右は全然、出してへん。出すまでもない。世界までは左だけ。オレの拳はヘビー級」。大毅は堂々と胸を張った。
黄金マイクを握った。KO勝ち後に「ちょうど1年前の…」から始まるロード(THE虎舞竜)を熱唱した。1年前の05年8月21日、横浜文化体育館。大毅はエキシビションでリングに上がった。メーンでは兄興毅が東洋太平洋フライ級王座を獲得した。大毅は「選曲は偶然。勝利の喜びはおやじや兄ちゃんと抱き合って、和毅と目を合わせているからな」と安どの表情。観客3800人のアンコールを受け、T-BOLANの「Dear」を熱唱して締めくくった。
今月2日、兄興毅がWBA世界ライトフライ級王者に就いた。微妙な判定、その言動に一部から厳しい批判が出た。だが大毅は「オレは8月20日に試合があったし。はしゃいどるなと思っとった」と試合だけに集中していた。金平会長は「日本トップのメーン選手であることを証明した。これで(日本スーパーフライ級)ランクに入るでしょう」と褒めちぎった。
プロ5戦目で海外の現役王者と対戦する自体が極めて異例。当然、1回KO勝ちも快挙だ。次戦も異例&快挙が続く。WBA総会の1イベントとして9月27日、東京・後楽園ホールでプロ6戦目に臨む。WBAヒルベルト・メンドーサ会長らが観戦する可能性は高い。「間髪入れずにいくで!」。KOと熱唱はセット。大毅は大毅らしく、ボクシング「ロード」を突き進んでいく。【藤中栄二】
[2006年8月21日11時42分 紙面から]
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